グラフ・比較問題の解き方
図表問題、比較問題、政策問題で何を見るべきかを整理する
このページの役割
このページは、ミクロ経済学がどう問われるか を整理する解き方ページです。知識を覚えるだけでなく、問題文を見た瞬間に どの型の問題か を見抜けるようにすることが目的です。
学習のポイント
- まず
グラフ問題、比較問題、政策問題の 3 型に分ける - 問題文のキーワードから、見るべき図と比較軸を決める
- 選択肢を読む前に、自分で変化の方向を言葉にする
頻出の設問パターン
1. グラフのシフト判定
需要曲線や供給曲線の 曲線上の移動 と 曲線のシフト を見分ける問題です。価格が変わったのか、所得や技術が変わったのかを最初に切ります。
2. 弾力性と売上高
価格変化が売上高へどう効くかを問う問題です。弾力的なら値下げが有利、非弾力的なら値上げが有利、という基本関係を先に置きます。
3. 消費者行動の図表問題
無差別曲線、予算制約線、スルツキー分解を使い、最適点や効果の向きを問う問題です。接点を見る問題か、補助線の意味を見る問題か を分けて読みます。
4. 費用曲線と利潤最大化
MC、AC、AVC の位置関係、損益分岐点、操業停止点、利潤最大化条件が頻出です。短期の完全競争企業として問われることが多いので、価格所与の前提を忘れないことが重要です。
5. 市場構造の比較
完全競争、独占、寡占、独占的競争の違いを、企業数や価格支配力で比べる問題です。表で整理しておくと速く解けます。
6. 市場の失敗と政策
外部性、公共財、情報の非対称性に対して、税、補助金、規制、情報開示など、どの介入が方向として自然かを問う問題です。
解答順の考え方
- いま見ているのが
需要側、供給側、市場全体のどれかを決める - 変化した変数が
価格か価格以外かを切る - 図表問題なら
どの曲線がどう動くかを先に言語化する - 比較問題なら
比較軸を 2 つ以上並べる - 政策問題なら
市場の失敗の原因を先に押さえる
典型的なつまずき
- 選択肢を先に読み込み、図を自分で読まずに判断する
- 市場構造の比較で、企業数しか見ずに差別化や参入障壁を落とす
- 外部性の問題で、誰に利益や不利益が及ぶかを整理しないまま答える
- 利潤最大化の式を覚えていても、独占と完全競争の違いを混同する
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