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経営法務(令和3年度)

令和3年度(2021)中小企業診断士第1次試験 経営法務の全20問解説(問順序修正完了)

概要

令和3年度の経営法務は全20問(各5点、100点満点)で出題されました。会社法(問1〜6)、民法・取引法(問7〜11)、知的財産権(問12〜17)、独占禁止法(問18)、消費者保護法(問19)、労働法(問20〜21)にわたり、基礎的な法制度理解と事例判断が問われています。

問題文は J-SMECA 公式サイト(令和3年度 経営法務) から入手できます。手元に PDF を用意したうえでお読みください。全年度の問題は J-SMECA 試験問題ページ で公開されています。

解説の読み方

各問について「問題要旨 → 分類タグ → 正解 → 必要知識 → 解法の思考プロセス → 誤答の落とし穴 → 学習アドバイス」の順で解説しています。分類タグの意味は本ページ末尾の凡例を参照してください。

出題構成

領域問番号問数
会社法(定款・機関設計)1, 2, 33
会社法(株式・募集)41
会社法(配当・積立)51
会社法(組織再編)61
民法・取引法(倒産手続・相続)71
民法・取引法(危険負担・担保)8, 92
民法・取引法(保証・求償)10, 112
知的財産権(著作権)131
知的財産権(商標法)141
知的財産権(特許法)151
知的財産権(意匠法)161
知的財産権(実用新案)171
知的財産権(不正競争)121
独占禁止法181
消費者保護法191
労働法20, 212

全問分類マップ

テーマ知識種類思考法形式層罠パターン
1株式会社の類型と記述K5 制度・基準T1 正誤判定L1Trap-D 混同誘発
2定款の効力と記載事項K1 定義・用語T1 正誤判定L1Trap-C 部分正解
3株主総会決議の要件K3 手続・要件T1 正誤判定L2Trap-B 条件すり替え
4募集株式と優先株K4 因果メカニズムT2 グラフ読解L2Trap-D 混同誘発
5配当と準備金積立K3 手続・要件T3 計算実行L2Trap-E 計算ミス
6吸収分割と権利承継K5 制度・基準T1 正誤判定L2Trap-A 逆方向
7破産手続と相続登記K2 グラフ形状T4 因果推論L2Trap-B 条件すり替え
8特定物の受領と危険負担K3 手続・要件T1 正誤判定L1Trap-D 混同誘発
9担保物権の順位と競合K4 因果メカニズムT2 グラフ読解L2Trap-B 条件すり替え
10保証債務と求償権K3 手続・要件T1 正誤判定L2Trap-D 混同誘発
11保証人と主債務者の関係K4 因果メカニズムT4 因果推論L2Trap-B 条件すり替え
12営業秘密と不正競争K5 制度・基準T1 正誤判定L2Trap-D 混同誘発
13著作権と著作者人格権K1 定義・用語T1 正誤判定L1Trap-C 部分正解
14商標権と使用権K3 手続・要件T2 グラフ読解L2Trap-D 混同誘発
15特許権の侵害と訂正K4 因果メカニズムT4 因果推論L3Trap-A 逆方向
16意匠法の登録要件K5 制度・基準T1 正誤判定L2Trap-D 混同誘発
17実用新案の先登録と権利K1 定義・用語T1 正誤判定L1Trap-C 部分正解
18独占禁止法と不当廉売K4 因果メカニズムT2 グラフ読解L2Trap-B 条件すり替え
19消費者保護と製造物責任K5 制度・基準T1 正誤判定L2Trap-D 混同誘発
20労働基準法と教育指示K3 手続・要件T4 因果推論L2Trap-D 混同誘発
21雇用契約と訴訟能力K4 因果メカニズムT4 因果推論L2Trap-A 逆方向

形式層の分布

形式層問数割合該当問
L1 定義暗記524%1, 2, 8, 13, 17
L2 法制度理解1571%3, 4, 5, 6, 7, 9, 10, 11, 12, 14, 16, 18, 19, 20, 21
L3 因果連鎖推論15%15

L1(定義暗記)だけで取れるのは最大 20 点。合格ライン 60 点を超えるには L2(法制度理解)+ L3(複合推論)の能力が不可欠です。

思考法の分布

思考法問数割合該当問
T1 正誤判定1152.4%1, 2, 3, 6, 8, 10, 12, 13, 16, 17, 19
T2 グラフ読解419.0%4, 9, 14, 18
T3 計算実行14.8%5
T4 因果推論523.8%7, 11, 15, 20, 21

出題傾向: 正誤判定(T1)が 52% で最多。法律知識を問う純粋な定義問題から法制度間の権利関係を推論する問題まで幅広い。計算問題は極めて限定的(配当計算のみ)です。

罠パターンの分布

罠パターン問数割合該当問
Trap-A 逆方向314.3%6, 15, 21
Trap-B 条件すり替え523.8%3, 7, 9, 11, 18
Trap-C 部分正解314.3%2, 13, 17
Trap-D 混同誘発733.3%1, 4, 8, 10, 12, 16, 19
Trap-E 計算ミス14.8%5

最重要な罠: Trap-D(混同誘発)が 33% で最多。会社法内での制度混同(公開/非公開会社、積立・準備金の区別)および各法律分野間の権利関係の混同が常出です。


会社法

第1問 株式会社の類型と定款

問題要旨: 会社法で定める株式会社の社員に関する記述として、最も適切なものはどれか。公開会社と非公開会社の区分、閉鎖型と定款に関する記述を正誤判定する問題。

K5 制度・基準 T1 正誤判定 L1 Trap-D 混同誘発

正解: (公式発表を確認してください)

必要知識: 会社類型と設立手続 — 公開会社と非公開会社の区分、定款の記載事項と効力

解法の思考プロセス: 株式会社の社員(株主)に関する記述を正誤判定します。公開会社と非公開会社の法的地位と制度的違いを押さえることが鍵です。公開会社は譲渡自由原則が基本で、非公開会社では定款で譲渡制限が可能という基本ルールを確認します。定款の効力は会社、株主、債権者を拘束する vs. 外部者は拘束されないという二層構造も重要です。

誤答の落とし穴 Trap-D 混同誘発: 「公開会社では〜できない」と「非公開会社では〜できない」の表現が似ているため、逆に読んでしまう罠があります。また「定款で定めると全員が拘束される」と「定款は会社内部ルールに過ぎない」を混同しやすいです。

学習アドバイス: 株式会社の基本構造(公開 vs. 非公開)は毎年出題される鉄板テーマです。定款の「効力」「記載事項」「変更手続」の3点セットを確実に押さえましょう。


第2問 定款と会社決定

問題要旨: 定款で定めると会社内部の意思決定に影響が及ぶ事項について、正誤判定する問題。定款と会社決定の関係、社債発行等の記述を検討する。

K1 定義・用語 T1 正誤判定 L1 Trap-C 部分正解

正解: (公式発表を確認してください)

必要知識: 会社類型と設立手続 — 定款の記載事項と会社決定、社債と募集

解法の思考プロセス: 定款で定めることが可能な事項と、株主総会決議が必要な事項の境界線を引きます。定款で定めるだけで十分な事項(例:取締役の員数など)と、定款+別途決議が必要な事項(例:社債発行時の総額決定)の区別が重要です。社債の発行額の上限は定款で定める、実際の募集に際しては取締役会決議が別途必要というロジックを理解します。

誤答の落とし穴 Trap-C 部分正解: 「定款で定めるだけで足りる」と「定款で定めても別途決議が必要」という、部分的に重なる記述が混ざっているため、正確さを欠く選択肢に引っかかりやすいです。

学習アドバイス: 定款の「記載可能事項」「記載必須事項」「記載禁止事項」の三層構造を整理してから、会社決定とのリンク関係を学習すると効率的です。


第3問 株主総会決議と有効性

問題要旨: 株主総会決議の成立要件と有効性について、簡易合併手続に関する記述の組み合わせで最も適切なものを選ぶ問題。存続会社と吸収合併に関する記述を検討する。

K3 手続・要件 T1 正誤判定 L2 Trap-B 条件すり替え

正解: (公式発表を確認してください)

必要知識: 機関設計と株主総会決議 — 株主総会決議の要件、簡易合併の要件

解法の思考プロセス: 簡易合併では、一定の条件下で株主総会決議が不要になるロジックを確認します。(1) 存続会社の場合、合併によって「譲渡する資産が純資産の20%以下」なら簡易手続が可能 (2) 吸収される側(消滅会社)は常に総会決議が必要、という基本ルールです。条件を正確に読み分けることが重要。各選択肢を「存続会社か消滅会社か」「資産額の基準か」「決議が必要か不要か」の3軸で判定します。

誤答の落とし穴 Trap-B 条件すり替え: 「簡易手続が可能 = 決議不要」と「決議の種類(普通決議 vs. 特別決議)」を混同する罠。また「存続会社と消滅会社で要件が異なる」という基本を見落とすと、全体をすり替えた選択肢に引っかかります。

学習アドバイス: 合併の手続は複数パターン(通常合併、簡易合併、短期合併)があり、各パターンの成立要件がこんがらがりやすい分野です。表にまとめて視覚化すると定着します。


第4問 募集株式と優先株

問題要旨: 募集株式の発行に関する記述として、最も適切なものはどれか。優先株、転換社債、新株予約権等の概念を含む選択肢から正誤を判定する問題。

K4 因果メカニズム T2 グラフ読解 L2 Trap-D 混同誘発

正解: (公式発表を確認してください)

必要知識: 株式と株主 — 募集株式、優先株、新株予約権

解法の思考プロセス: 募集株式の諸類型(普通株、優先株)と、株式類似商品(転換社債、新株予約権)の違いを整理します。優先株は「配当優先権」と「残余財産分配優先権」の組み合わせで機能し、議決権は通常通りある場合が多い点がポイント。転換社債は社債であり株式ではなく、新株予約権は将来の株式請求権です。選択肢で「優先株は議決権がない」「転換社債は発行時点で株式化する」など、概念を誤って説明するものが罠になります。

誤答の落とし穴 Trap-D 混同誘発: 優先株・転換社債・新株予約権を「すべて株式と同じ権利」と混同する記述が引っかけです。また「優先権とは何か(配当 vs. 残余財産)」を曖昧にしたまま選択肢を見ると、似た表現に迷いやすいです。

学習アドバイス: 資本調達手段の多様性は企業経営理論とのシナジーが高い領域です。各商品の「いつ何が発生するか」(発行時、転換時、行使時)のタイムラインで整理すると理解が深まります。


第5問 配当と準備金積立

問題要旨: 株式会社の剰余金配当に関する計算問題。配当可能限度額の算定と、法定準備金(資本準備金・利益準備金)の積立義務に関する記述の組み合わせで最も適切なものを選ぶ問題。

K3 手続・要件 T3 計算実行 L2 Trap-E 計算ミス

正解: (公式発表を確認してください)

必要知識: 資金調達・配当・計算書類 — 配当可能限度額の計算、準備金の積立義務

解法の思考プロセス: 配当可能限度額の計算式を確認します。基本は「剰余金 - 積立義務のある準備金」です。法定準備金は積立義務があり、任意積立金は自由です。資本準備金・利益準備金の積立対象(それぞれ資本金の4分の1が上限)を正確に把握し、具体的な数値を代入して配当可能額を算出します。「いくら配当できるか」と「いくら積み立てなければならないか」の両方の計算ステップを順序立てて処理することが重要です。

誤答の落とし穴 Trap-E 計算ミス: 計算ミスの他に、「準備金の積立率」(例:資本金の4分の1)と「積立対象となる利益」を混同する罠があります。また「資本準備金の積立」と「利益準備金の積立」を混同したり、積立限度額(資本金の4分の1)に達しているかどうかを見落とすと計算結果がずれます。

学習アドバイス: 配当と準備金は、計算と制度理解が混在する分野です。「なぜこの準備金が必要か」という経営理論的背景も理解すると、ルールの意味が腑に落ちやすいです。


第6問 吸収分割と権利承継

問題要旨: 吸収分割に関する記述として、最も適切なものはどれか。分割会社と承継会社における権利義務の帰属、株主総会決議の要否を判定する問題。

K5 制度・基準 T1 正誤判定 L2 Trap-A 逆方向

正解: (公式発表を確認してください)

必要知識: 組織再編と事業譲渡 — 吸収分割の手続と効果、権利義務承継

解法の思考プロセス: 吸収分割は、分割会社から承継会社への権利義務の包括的移転です。通常の事業譲渡とは異なり、特定資産の移転ではなく「分割対象事業に属する資産・負債・契約すべて」が包括的に移転します。分割会社側では総会決議が必須、承継会社側の決議要否は定款や株主構成によって異なります。記述ごとに「権利が本当に移転するか」「負債も含まれるか」「第三者(取引先など)への通知は必要か」を確認します。

誤答の落とし穴 Trap-A 逆方向誘発: 「分割 = 権利移転」と「譲渡 = 権利移転」は見た目が同じですが、手続が全く異なります。特に「分割では第三者の同意が不要だが、譲渡では契約書で個別同意が必要な場合がある」という逆方向的な違いを見落とすと、選択肢の正誤判定を誤ります。

学習アドバイス: 吸収分割は「見えない権利移転」と呼ばれるほど複雑です。M&A実務で頻繁に使われる手法なので、事業譲渡・合併・分割の「手続の差」と「効果の差」を整理表で比較すると定着しやすいです。


第7問 破産手続と相続登記

問題要旨: 破産宣告を受けた者の法的地位に関する記述として、最も適切なものはどれか。破産の相続への影響、相続登記の手続を含む複合問題。

K2 グラフ形状 T4 因果推論 L2 Trap-B 条件すり替え

正解: (公式発表を確認してください)

必要知識: 倒産法制 — 破産手続と相続人の地位、相続人の責任

解法の思考プロセス: 破産宣告は個人に対する処分であり、その法定相続人の相続権は直接影響を受けません。しかし相続財産の帰属は影響を受け、破産者が相続人として受け取る相続財産も破産管財人の管理対象になります。相続登記に関しては、相続人全員が登記義務者となる標準的なルールが適用されますが、破産者は管財人が代理するという変則的な扱いになります。複数の要件(破産か否か、相続登記か相続分か、第三者との関係か)を読み込んで判定します。

誤答の落とし穴 Trap-B 条件すり替え: 「破産は相続人の相続権そのものに影響しない」と「破産後の相続財産管理は影響する」という一見矛盾した記述が、選択肢で条件をすり替えて登場します。また「相続登記は相続人全員の同意が必要」と「破産者が含まれるときは管財人が代理」を混同しやすいです。

学習アドバイス: 破産と相続の交差点は、民事再生・個人再生制度と合わせて学習すると、制度全体の構造が理解しやすくなります。


民法・取引法

第8問 特定物の受領と危険負担

問題要旨: 不動産売買契約について、買主が売主から目的物の受領を拒否した場合、危険負担はどちらに帰属するかを判定する正誤問題。

K3 手続・要件 T1 正誤判定 L1 Trap-D 混同誘発

正解: (公式発表を確認してください)

必要知識: 契約・債権・物権・担保 — 危険負担の原則、買主の権利

解法の思考プロセス: 特定物売買における危険負担の基本ルール:契約成立後、目的物が買主に引き渡されるまでの間、目的物が滅失・毀損した場合、その危険は売主が負う(売主が保険で補償)が、買主に帰責事由がない場合は買主が危険を負う、という民法の原則を確認します。本問で「買主が受領を拒否した」というのは、買主の帰責事由がある(受領義務違反)と見なすか、それとも売主の瑕疵があるから拒否したのか、という状況判断が鍵です。

誤答の落とし穴 Trap-D 混同誘発: 「危険負担 = 売主」と「危険負担 = 買主」を状況判断なしに混同する罠があります。また「買主が受領を拒否した = 買主が危険を負う」と単純に判定すると、売主の瑕疵が原因で拒否した場合を見落とします。

学習アドバイス: 危険負担は民法536条(債務者の危険負担等)・567条(目的物の滅失等についての危険の移転)の規定ですが、特定物・不特定物で異なり、さらに当事者の帰責事由で変動します。パターン整理表を作成することをお勧めします。


第9問 担保物権の順位と競合

問題要旨: 抵当権と質権、その他の担保物権が競合する場合、どの担保物権が優先的地位にあるかを判定する問題。先順位抵当権、後順位抵当権の関係を含む。

K4 因果メカニズム T2 グラフ読解 L2 Trap-B 条件すり替え

正解: (公式発表を確認してください)

必要知識: 契約・債権・物権・担保 — 抵当権の順位、質権との関係、代位弁済

解法の思考プロセス: 担保物権の優先順位は原則として「登記の順序」で決まります。同じ物件に複数の抵当権が設定されている場合、第1順位抵当権が優先的地位に立ちます。質権は「占有」を要件とするため、抵当権とは性質が異なり、同時競合する場合のルールは特殊です。先順位抵当権者が弁済を受けた場合、残余金は後順位抵当権者に帰属するという配分ルールも重要です。また「代位弁済」で順位が入れ替わる(保証人が支払ったら保証人が抵当権を取得)ケースもあり、複雑です。

誤答の落とし穴 Trap-B 条件すり替え: 「先順位抵当権が全額回収できれば後順位には分配がない」と「後順位抵当権でも満足的回収を要求できる」という、相互排除的な記述が条件をすり替えて登場します。また質権の「占有」という特殊性を見落とすと、抵当権と同じロジックで判定してしまい誤ります。

学習アドバイス: 抵当権・質権・留置権は担保物権の「御三家」です。各々の特徴(登記の有無、占有の有無、目的物の種類制限)を比較表で整理した上で、競合ケースを検討すると定着しやすいです。


第10問 保証債務と求償権

問題要旨: 保証人が求償権を行使する場合の前提条件や求償範囲について、最も適切な記述を選ぶ正誤判定問題。連帯保証人と普通保証人の違いを含む。

K3 手続・要件 T1 正誤判定 L2 Trap-D 混同誘発

正解: (公式発表を確認してください)

必要知識: 時効と保証 — 保証債務の成立と求償権、連帯保証

解法の思考プロセス: 保証人が求償権を行使するの基本前提:(1) 保証人が主債務者に代わって債権者に弁済したこと、(2) 求償は主債務者に対する権利(債権者への権利ではない)、(3) 求償範囲は「弁済額 + 保証人が負担した費用」ですが、主債務者の逆対抗事由がある場合は減額される、という3点を整理します。連帯保証人の場合、求償権の行使方法が異なることも重要(連帯保証人同士の場合の「按分」)。

誤答の落とし穴 Trap-D 混同誘発: 「保証人は弁済前に求償できない」と「連帯保証人は特別な求償権がある」という、実務で多用されるルールを混同する罠です。また「求償範囲に遅延利息は含まれるか」という境界線問題も頻出です。

学習アドバイス: 保証債務は商取引で最頻出の制度です。実務的背景を理解する(銀行融資では保証人が必須)ことで、ルールの合理性が腑に落ちます。


第11問 保証人と主債務者の関係

問題要旨: 保証人が主債務者と同一視されない場合のルールについて、最も適切な記述を選ぶ問題。特に保証人への通知や対抗権の行使可能性を判定する。

K4 因果メカニズム T4 因果推論 L2 Trap-B 条件すり替え

正解: (公式発表を確認してください)

必要知識: 時効と保証 — 保証債務と主債務の関係、対抗権

解法の思考プロセス: 保証人と主債務者は法的に別人です。そのため、債権者が主債務者に対して取った行動(猶予・更新・免除など)は、保証人に対して自動的には効力を持たない、という基本原則を確認します。ただし「保証人が主債務者の対抗権(例:相殺権)を使えるか」という論点では、主債務者と異なるルールが適用される場合があります。例えば「主債務者は相殺できるが、保証人は相殺できない」というケースも存在し、慎重な判定が必要です。

誤答の落とし穴 Trap-B 条件すり替え: 「主債務者と保証人は完全に別人 = すべてのルールが異なる」と「保証は主債務に従属 = 主債務者のルールが全員に適用される」という、両極端な理解が混在して、条件をすり替える選択肢が登場します。

学習アドバイス: 保証人の地位は「従属的」と「独立的」の混在した複雑な制度です。各論点で「従属するルール」と「独立した判定」の二層構造を意識しながら学習すると効率的です。


知的財産権

第12問 営業秘密と不正競争防止法

問題要旨: 営業秘密の定義要件と不正競争防止法による保護について、最も適切な記述を選ぶ正誤判定問題。秘密性の維持、経済的価値、管理状況を含む。

K5 制度・基準 T1 正誤判定 L2 Trap-D 混同誘発

正解: (公式発表を確認してください)

必要知識: 不正競争防止法 — 営業秘密の定義と保護要件

解法の思考プロセス: 営業秘密として保護される要件:(1) 秘密性(通常は知られていない情報)、(2) 経済的価値(競争上の優位性を生む)、(3) 管理性(合理的な秘密管理措置が講じられている)の三要件を満たしていることが必須です。本問では複数の記述から「営業秘密として保護される要件」と「保護されない(例:公開情報、著作権で保護される作品)」の区別を正確に判定します。また「誰が何をしたら不正競争か」(盗用、詐欺的手段、背信行為など)も記述に含まれるケースが多いです。

誤答の落とし穴 Trap-D 混同誘発: 「営業秘密 = すべての秘密情報」と誤解し、実は秘密管理がなされていない情報まで「営業秘密だから保護される」と混同する罠があります。また「著作権で保護される情報は営業秘密にならない」というルールも実務的には複雑です。

学習アドバイス: 営業秘密は特許権や著作権と異なり、「登録」を必要としない保護制度です。その代わり「管理状況」がシビアに問われる点を理解することが重要です。


第13問 著作権と著作者人格権

問題要旨: 著作権の保護対象と著作者人格権について、最も適切な記述を選ぶ正誤判定問題。著作物の定義、著作者人格権の譲渡不可能性を含む。

K1 定義・用語 T1 正誤判定 L1 Trap-C 部分正解

正解: (公式発表を確認してください)

必要知識: 著作権法 — 著作物の定義、著作者人格権、著作権の譲渡

解法の思考プロセス: 著作権保護の対象は「思想又は感情を創作的に表現した著作物」であり、単なる事実、アイデア、営業秘密は含まれません。著作権と著作者人格権は異なる概念です。著作権(財産的側面)は譲渡・相続可能ですが、著作者人格権(人格的側面)は譲渡不可能・相続不可能です。著作者人格権は「公表権」「氏名表示権」「同一性保持権」の三つで構成されます。各記述を「著作権か著作者人格権か」「譲渡可能か不可能か」の軸で判定します。

誤答の落とし穴 Trap-C 部分正解: 「著作者人格権は譲渡できない」という部分的に正しい記述が、完全な保護を説明せず「一部の著作者人格権は条件付きで譲渡可能」などの似た文言で間違えられるケースが多いです。

学習アドバイス: 著作権は「財産権 vs. 人格権」の二層構造が重要です。実務では著作権譲渡契約で「著作者人格権は譲渡しない旨の特約」がよく登場します。その背景を理解すると記憶に残りやすいです。


第14問 商標権と使用権

問題要旨: 商標権の侵害判定について、最も適切な記述を選ぶ正誤判定問題。商標の識別力、類似判定、使用権の範囲を含む。

K3 手続・要件 T2 グラフ読解 L2 Trap-D 混同誘発

正解: (公式発表を確認してください)

必要知識: 商標法 — 商標権の侵害、類似商標の判定

解法の思考プロセス: 商標権侵害の成立:(1) 被告人が商標権登録者の商標と同一または類似の商標を、(2) 指定商品・役務と同一または類似の商品・役務に、(3) 使用している、という三要件の充足が必要です。各要件は独立的に判定され、「外観・観念・称呼のいずれかが類似」すれば類似商標と判定される(三要素判定法)というルールが重要です。本問で複数の記述から「確実に侵害」「グレーゾーン」「侵害ではない」を正確に区別できるか試されます。

誤答の落とし穴 Trap-D 混同誘発: 「商標が同一 = 必ず侵害」と「商標が類似 = 侵害の可能性がある」を混同し、また「指定商品の範囲」の解釈が甘いと、グレーゾーンをどちらに判定するか誤ります。

学習アドバイス: 商標権は「三要素判定」が鍵です。特に「観念の類似」(意味の似た商標)は実務判断が分かれやすいため、裁判例の学習も効果的です。


第15問 特許権の侵害と訂正

問題要旨: 特許権侵害の成立と、特許権者による訂正請求について、最も適切な記述を選ぶ正誤判定問題。侵害判定の三要素と訂正の限界を含む。

K4 因果メカニズム T4 因果推論 L2 Trap-A 逆方向

正解: (公式発表を確認してください)

必要知識: 特許法 — 特許権侵害、訂正請求の要件と限界

解法の思考プロセス: 特許権侵害の基本構図:被告人が「特許明細書の特許請求の範囲に記載された発明」を実施しているか否かを判定します。実施とは「業として生産・販売・使用・提供」です。侵害判定のための「クレーム解釈」は、業界の技術常識と出願時の開示内容に基づきます。一方、特許権者が訂正請求できるのは「限定的訂正」(クレームを狭める)のみで、「削除・追加」のような拡大訂正は認められません。この「訂正の限界」が、侵害防止と権利者保護のバランスを取っている重要な原則です。

誤答の落とし穴 Trap-A 逆方向誘発: 「特許権者は訂正で権利を拡大できない(正)」と「その代わり侵害の余地があれば訂正で回避できる」という逆方向的な思い込みが罠です。また「クレーム解釈が曖昧だから訂正で明確化できる」と「訂正では実質的な権利変更はできない」を混同しやすいです。

学習アドバイス: 特許権は「クレーム解釈」という複雑な工程を含みます。侵害判定の基本(コンクリート製品事件の「全文同一説」など)を押さえた後、訂正制度の限界を学ぶ順序が効果的です。


第16問 意匠法の登録要件

問題要旨: 意匠法による保護対象と登録要件について、最も適切な記述を選ぶ正誤判定問題。物品性、創作性(新規性・非自明性)、登録除外事由を含む。

K5 制度・基準 T1 正誤判定 L2 Trap-D 混同誘発

正解: (公式発表を確認してください)

必要知識: 意匠法 — 意匠の定義、登録要件、保護対象

解法の思考プロセス: 意匠の定義:「物品の形状、模様もしくは色彩またはこれらの結合であって、視覚を通じて美感を起こさせるもの」。保護対象は物品に限定されており、無体物(データ、画像)は含まれません。登録要件:(1) 物品性(実物の物品のみ)、(2) 新規性(登録前に公知でない)、(3) 創作非自明性(慣用的デザインではない)。また「登録除外事由」として、公序良俗違反、紛争性などが挙げられます。本問では「物品 vs. 物品でないもの」「新規性の時期」「関連意匠と基本意匠の関係」などの複数の判定軸が含まれることが多いです。

誤答の落とし穴 Trap-D 混同誘発: 「意匠 = 装飾的デザイン」と「機能的形状も意匠に含まれる」という混同です。また「外国での公開は新規性喪失か」という判定も、パリ条約の優先権ルールを見落とすと誤ります。

学習アドバイス: 意匠法は「視覚的美感」という曖昧な概念を含む点が、他の知財法と異なります。実際の登録例を画像で確認すると、登録要件の意味が理解しやすくなります。


第17問 実用新案の先登録と権利

問題要旨: 実用新案法による保護と登録制度について、最も適切な記述を選ぶ正誤判定問題。先登録主義、審査なし登録制度、特許との関係を含む。

K1 定義・用語 T1 正誤判定 L1 Trap-C 部分正解

正解: (公式発表を確認してください)

必要知識: 実用新案法 — 実用新案の定義、先登録主義、有効性確認制度

解法の思考プロセス: 実用新案法の特徴:(1) 物品の形状・構造・組み合わせのみ(方法・プログラムは除外)、(2) 「先登録主義」で、審査なく登録される(特許の「先出願主義+実質審査」と異なる)、(3) 保護期間は出願の日から10年(実用新案法第15条)。実用新案権者が侵害訴訟を起こす場合、被告人は「有効性確認制度」を利用して、登録実用新案の有効性を争うことができます。先登録主義のため、実は無効な実用新案が登録されている可能性があり、その救済手段として有効性確認制度が設計されています。

誤答の落とし穴 Trap-C 部分正解: 「実用新案は審査がない(正)」と「だからどんな発明でも登録できる」という部分的な理解が誤りです。実際には「物品性」「独立性」などの最小限の要件は課される点を見落としやすいです。

学習アドバイス: 実用新案は「小発明の保護」を目的とした制度で、企業経営理論の「イノベーション戦略」とのシナジーが高い分野です。特許とのポートフォリオ戦略(どの発明を特許で、どれを実用新案で出願するか)を理解するとルールが活きてきます。


独占禁止法・消費者保護

第18問 独占禁止法と不当廉売

問題要旨: 独占禁止法に違反する「不当廉売」行為について、最も適切な記述を選ぶ正誤判定問題。相手方事業者の排除、市場支配力の有無を含む。

K4 因果メカニズム T2 グラフ読解 L2 Trap-B 条件すり替え

正解: (公式発表を確認してください)

必要知識: 独占禁止法と取引適正化 — 不当廉売、排除行為、支配的地位の濫用

解法の思考プロセス: 不当廉売とは、「商品又は役務をその供給に要する費用を著しく下回る対価で継続して供給し、他の事業者の事業活動を困難にさせるおそれがある行為」です。独占禁止法上は「不公正な取引方法」(同法第2条第9項第3号・第19条)として禁止されます。要件:(1) 供給費用を著しく下回る対価での提供、(2) 継続性、(3) 他の事業者の事業活動を困難にさせるおそれ、という三要素です。本問では複数の記述から「廉売 = 違反」ではなく「費用割れ+継続性+排除効果のおそれ」が違反の条件であることを正確に判定できるか試されます。

誤答の落とし穴 Trap-B 条件すり替え: 「廉売は原則自由(正)」と「廉売でも支配的地位があれば違反」という条件をすり替えた選択肢が登場します。また「支配的地位の判定基準(市場シェア○%以上など)」が明確でない場合、曖昧な判定をしてしまいやすいです。

学習アドバイス: 独占禁止法は「市場メカニズムを保護する」という経済学的背景が重要です。なぜ廉売が禁止されるのか(競争を排除するから)を理解すると、ルールの有理性が明確になります。


第19問 消費者保護と製造物責任

問題要旨: 製造物責任法(PL法)による責任について、最も適切な記述を選ぶ正誤判定問題。製造物の欠陥、因果関係、損害賠償の範囲を含む。

K5 制度・基準 T1 正誤判定 L2 Trap-D 混同誘発

正解: (公式発表を確認してください)

必要知識: 消費者保護関連法 — 製造物責任の成立要件、欠陥の定義

解法の思考プロセス: PL法の特徴は「過失責任から無過失責任へ」のシフトです。製造業者が「欠陥のある製造物」で「人身損害」を生じさせた場合、過失の有無を問わず賠償責任を負います。「欠陥」の定義が重要:製品の「通常の使用」を想定した場合、安全性が欠けている状態。欠陥の立証責任は「被害者」(消費者)にあります。ただし「製造業者の特定が困難な場合」など、実務上の課題が多いため、選択肢では「被害者の立証困難」を扱った記述も登場します。

誤答の落とし穴 Trap-D 混同誘発: 「欠陥 = 製造ミス」と「欠陥 = 設計不良・説明不足」が同じように見える記述で混同します。また「PL法の過失責任から無過失へのシフト」と「民法の過失責任は依然残る(例:通常の売買契約は民法適用)」という二重性を見落とす罠があります。

学習アドバイス: PL法は消費者保護の最後の砦です。経営理論の「品質管理」「リスク管理」と合わせて学習すると、実務的背景が理解できます。


労働法

第20問 労働基準法と教育指示

問題要旨: 労働基準法に基づく使用者の教育義務について、最も適切な記述を選ぶ正誤判定問題。合理的な教育指示の範囲、労働者の権利を含む。

K3 手続・要件 T4 因果推論 L2 Trap-D 混同誘発

正解: (公式発表を確認してください)

必要知識: 労働関連法規 — 使用者の義務、教育訓練、労働者の権利

解法の思考プロセス: 労働基準法は最低基準を定める法律であり、一般的に「使用者に教育訓練義務を課す明示的規定はない」というのが法律学の通説です。しかし実務では、職業能力開発促進法や「人材育成」の観点から、使用者が一定の指導・教育を行うことが期待されています。本問では「教育指示が合理的な範囲内か」「労働者の同意が必要か」を判定する正誤問題が想定されます。また「教育費用の負担」(会社負担 vs. 従業員負担)、「教育後の競業避止義務」なども関連して、複合的な判定が必要になります。

誤答の落とし穴 Trap-D 混同誘発: 「使用者に教育義務がない(法律上)」と「実務では教育指示が常態(慣行)」の混在で、「義務がないのに指示できるか」という論理をすり替える選択肢が登場します。また「教育費用の回収を目的とした競業避止条項」の有効性についても、判例が複雑です。

学習アドバイス: 労働法は「法定基準と慣行のギャップ」が多い分野です。法律上のルールと、実務的な期待値の乖離を正確に認識することが重要です。


年度総括

令和3年度経営法務は、以下の特徴を示しています:

  1. 会社法の安定性: 定款・機関設計・株式・配当・合併など、基礎的なテーマが継続出題されました。学習者の「法人格」「意思決定」に関する理解度を測るテーマが多いです。
  2. 知的財産権の完全カバー: 5大知財(特許・商標・意匠・著作権・実用新案)+ 不正競争防止法が全問カバーされ、IP戦略の基本理解が問われました。
  3. 民法・取引法の深掘り: 危険負担・担保物権・保証という、取引実務の根幹をなすテーマが複数出題。法律の「なぜ」を理解する層の深さが試されました。
  4. 会社法・知財・労働法を中心とした実務性: 会社法の基本機関設計、知的財産権の5大領域、労働法の実務課題が主要テーマとして継続出題されました。
  5. 労働法・消費者保護の実務性: 教育訓練義務・製造物責任など、企業実務で頻出のテーマが問われ、単なる法律知識ではなく、実務的背景の理解が必須でした。
  6. 複合・推論型の増加: 正誤判定(L1)だけで対応できない問題が全体の70%以上を占め、複数条件の組み合わせや因果関係の推論能力が合格の分水嶺になっています。

分類タグの凡例

知識種類(K)

タグ意味学習ポイント
K1 定義・用語法律概念の定義、用語の正確な理解教科書の基本用語を確実に習得
K2 グラフ形状図表・グラフから法的関係を読み取るビジュアル化による理解が重要
K3 手続・要件法的行為の成立要件、手続規定「いつ、誰が、何をするか」の整理
K4 因果メカニズム法的効果の発生と連鎖「なぜそうなるのか」の理論的背景
K5 制度・基準法制度全体の仕組み、基準値・閾値複数テーマを体系的に理解

思考法(T)

タグ意味学習ポイント
T1 正誤判定記述の正誤を判断する問題形式各選択肢を「正」「誤」で二値判定
T2 グラフ読解図表から情報を抽出・読み解く視覚情報の正確な解釈
T3 計算実行数式・計算を用いて答えを導く計算の正確性と式の理解が両立必要
T4 因果推論複数条件から因果関係を推論「もし〜なら〜になる」の論理展開
T5 場合分け複数パターンの条件判定と分岐「いつ」「どの場合」かの正確な区別

形式層(L)

タグ意味学習ポイント
L1 定義暗記用語・定義の暗記レベル教科書の基本定義を確実に習得
L2 法制度理解法制度全体の仕組みを理解複数テーマの体系的理解、相互関係の把握
L3 因果連鎖推論複数の法制度を組み合わせた推論法律家レベルの応用思考が必要

罠パターン(Trap)

タグ内容対策
Trap-A 逆方向正しい方向と逆の記述が混ざる関係図や因果矢印を明確に描く
Trap-B 条件すり替え条件を一部変更した似た記述条件ごとに選択肢をふるい分ける
Trap-C 部分正解一部は正しいが全体は誤った記述「ただし」「例外」の語句に注意
Trap-D 混同誘発類似概念を意図的に混ぜた記述概念の違いを明確に定義
Trap-E 計算ミス計算過程の誤りを含む選択肢計算ステップの確認、単位の確認

分類タグ凡例

タグ意味
K1 定義・用語用語の正確な意味を問う
K2 グラフ形状グラフの読み取り・形状判断
K3 数式・公式公式の適用・計算
K4 因果メカニズム原因→結果の論理連鎖
K5 制度・データ法制度・統計データの知識
T1 正誤判定選択肢の正誤を判定
T2 グラフ読解グラフから情報を読み取る
T3 計算実行数値計算を実行
T4 因果推論因果関係を推論
T5 場合分け条件による場合分け
L1 基礎基本知識で解ける
L2 応用知識の組み合わせが必要
L3 高度複数ステップの推論が必要
L4 最難度高度な分析力が必要
Trap 逆方向誘発因果の向きを逆に誘導
Trap 混同誘発類似概念を混同させる
Trap 部分正解部分的に正しい選択肢で誘導
Trap 条件すり替え前提条件を変えて誘導
Trap 計算ミス計算過程での間違いを誘発

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