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企業経営理論(平成28年度)

平成28年度(2016)中小企業診断士第1次試験 企業経営理論33問の全解説。戦略論・組織論・マーケティング論・経営労務の出題構成と学習戦略を網羅

概要

平成28年度の企業経営理論は全33問で出題されました。戦略論(ドメイン定義・ライセンシング)、組織論(リーダーシップ・オープン・イノベーション・チャレンジャー戦略)、マーケティング論(マーケティング定義・STP・ブランド戦略・CSR・マーケティングチャネル・消費者行動)、経営労務論(労働法・労働安全衛生)が出題される年度です。

問題文は J-SMECA 公式サイト(平成28年度 企業経営理論) から入手できます。手元に PDF を用意したうえでお読みください。全年度の問題は J-SMECA 試験問題ページ で公開されています。

解説の読み方

各問について「問題要旨 → 分類タグ → 正解 → 必要知識 → 解法の思考プロセス → 誤答の落とし穴 → 学習アドバイス」の順で解説しています。分類タグの意味は本ページ末尾の凡例を参照してください。

問題文は 中小企業診断士協会の過去問題ページ から PDF で入手し、手元に用意したうえでお読みください。

出題構成

領域問番号問数
ドメイン定義・事業ドメイン11
プロジェクト・ポートフォリオ・マネジメント21
ライセンシング・提携戦略31
オープン・イノベーション41
多角化戦略51
コスト・リーダーシップ戦略61
リーダーシップ論71
バリュー・チェーン81
チャレンジャー戦略91
アウトソーシング・特許戦略101
エレクトロニクス産業の経営戦略11-1, 11-22
組織構造の設計(機能別・事業部別・マトリックス組織)121
部門間の相互依存関係131
官僚制の逆機能141
チーム型作業組織151
マトリックス組織と投資決定161
組織の成長段階と経営課題171
危機管理181
現実的職務説明(RJP)191
360度評価201
人材のダイバーシティ211
労働契約と知的財産権221
給与管理(残業代)231
労働安全衛生法241
労働安全衛生管理体制251
労働時間管理・有給休暇261
労働災害補償271
休暇・休業制度281
マーケティング・リサーチ29-1, 29-2, 29-33
マーケティング概念と現代的課題30-1, 30-2, 30-33
ブランド戦略31-1, 31-2, 31-33
顧客が求める価値321
消費者の購買行動331

全問分類マップ

テーマ知識種類思考法形式層罠パターン
1ドメイン定義K1 定義・用語T1 正誤判定L1Trap-D 類似混同
2プロジェクト・ポートフォリオ・マネジメントK1 定義・用語T1 正誤判定L1Trap-A 逆方向
3ライセンシングK1 定義・用語T2 分類判断L2Trap-B 条件見落とし
4オープン・イノベーションK1 定義・用語T1 正誤判定L2Trap-C 部分正解
5多角化戦略K1 定義・用語T2 分類判断L1Trap-D 類似混同
6コスト・リーダーシップ戦略K2 分類・特徴T1 正誤判定L2Trap-C 部分正解
7リーダーシップ論K1 定義・用語T1 正誤判定L2Trap-D 類似混同
8バリュー・チェーンK2 分類・特徴T2 分類判断L2Trap-C 部分正解
9チャレンジャー戦略K1 定義・用語T1 正誤判定L2Trap-D 類似混同
10アウトソーシング・特許戦略K1 定義・用語T1 正誤判定L2Trap-B 条件見落とし
11-1エレクトロニクス産業の経営課題K1 定義・用語T1 正誤判定L2Trap-B 条件見落とし
11-2モジュール化への対応K1 定義・用語T1 正誤判定L2Trap-D 類似混同
12組織構造の設計K2 分類・特徴T2 分類判断L2Trap-C 部分正解
13部門間の相互依存関係K1 定義・用語T1 正誤判定L2Trap-B 条件見落とし
14官僚制の逆機能K1 定義・用語T1 正誤判定L2Trap-D 類似混同
15チーム型作業組織K1 定義・用語T1 正誤判定L2Trap-C 部分正解
16マトリックス組織と投資決定K1 定義・用語T1 正誤判定L2Trap-A 逆方向
17組織の成長段階K1 定義・用語T1 正誤判定L2Trap-B 条件見落とし
18危機管理K1 定義・用語T1 正誤判定L2Trap-D 類似混同
19RJP(現実的職務説明)K1 定義・用語T1 正誤判定L1Trap-A 逆方向
20360度評価K1 定義・用語T1 正誤判定L2Trap-B 条件見落とし
21人材のダイバーシティK1 定義・用語T2 分類判断L2Trap-A 逆方向
22労働契約K5 制度・基準T1 正誤判定L2Trap-B 条件見落とし
23給与管理(残業代)K5 制度・基準T1 正誤判定L2Trap-C 部分正解
24労働安全衛生法K5 制度・基準T1 正誤判定L1Trap-B 条件見落とし
25労働安全衛生管理体制K5 制度・基準T1 正誤判定L2Trap-D 類似混同
26労働時間管理・有給休暇K5 制度・基準T1 正誤判定L2Trap-E 計算ミス
27労働災害補償K5 制度・基準T1 正誤判定L2Trap-A 逆方向
28休暇・休業制度K5 制度・基準T1 正誤判定L2Trap-B 条件見落とし
29-1マーケティング・リサーチK1 定義・用語T1 正誤判定L1Trap-A 逆方向
29-2エスノグラフィー調査K1 定義・用語T1 正誤判定L2Trap-B 条件見落とし
30-1マーケティング定義(AMA)K1 定義・用語T4 条件整理L2Trap-D 類似混同
30-2マーケティング概念の変遷K1 定義・用語T1 正誤判定L2Trap-C 部分正解
30-3CSR・CSVK1 定義・用語T1 正誤判定L2Trap-D 類似混同
31-1ブランド拡張K1 定義・用語T4 条件整理L2Trap-D 類似混同
31-2ブランド拡張戦略K2 分類・特徴T1 正誤判定L2Trap-C 部分正解
31-3ブランド開発戦略K2 分類・特徴T1 正誤判定L2Trap-B 条件見落とし
32顧客が求める価値K1 定義・用語T1 正誤判定L2Trap-B 条件見落とし
33消費者の購買行動K2 分類・特徴T1 正誤判定L2Trap-E 計算ミス

思考法の分布

思考法問数割合該当問
T1 正誤判定3282%1, 2, 4, 6, 7, 9, 10, 11-1, 11-2, 13, 14, 15, 16, 17, 18, 19, 20, 22, 23, 24, 25, 26, 27, 28, 29-1, 29-2, 30-2, 30-3, 31-2, 31-3, 32, 33
T2 分類判断513%3, 5, 8, 12, 21
T4 条件整理25%30-1, 31-1

企業経営理論は**正誤判定(T1)が82%**で、知識の正確な理解が最重要です。戦略論の基本用語、組織論の各概念、マーケティング論の定義、労働法制度を厳密に理解することが得点源になります。


戦略論

第1問 ドメイン定義

問題要旨: ドメインの定義、および企業ドメインと事業ドメインの決定に関する記述の正誤を問う問題。

K1 定義・用語 T1 正誤判定 L1 Trap-D 類似混同

正解: ア

必要知識: 経営計画とSWOT — ドメイン定義の意味、企業ドメインと事業ドメイン、トップマネジメントと事業部の役割分担

解法の思考プロセス: 各選択肢を吟味します。ア「事業ドメインに関する業界内関係者での合意は「ドメイン・コンセンサス」と呼ばれ、トップマネジメントが固有記号の場として、企業のあり方を情報伝達する必要がある」は正確な定義です。イは「多角化している企業では、企業ドメインの定義は、競争戦略として区別化の方針を提示し、日常のオペレーションに直結関連する」と述べており、これは企業ドメインの定義の効果を説いています。

誤答の落とし穴 Trap-D 混同誘発: 企業ドメインと事業ドメイン、およびそれぞれの定義方式を混同しやすい。「企業ドメイン = トップレベルの戦略」「事業ドメイン = 個別事業の戦術」という区別が鍵です。

学習アドバイス: ドメイン定義は経営戦略の基礎中の基礎です。トップマネジメントが企業全体の方向性を示す企業ドメイン、各事業部門が市場領域を定義する事業ドメインの役割分担を理解しましょう。


第2問 プロジェクト・ポートフォリオ・マネジメント

問題要旨: プロジェクト・ポートフォリオ・マネジメントに関する記述の正誤を問う問題。資金配分、リスク分散、キャッシュフロー管理がテーマ。

K1 定義・用語 T1 正誤判定 L1 Trap-A 逆方向

正解: オ

必要知識: 全社戦略と成長戦略 — PPMの目的、資金配分、キャッシュフロー管理

解法の思考プロセス: プロジェクト・ポートフォリオ・マネジメントとは、複数プロジェクトから成る事業ポートフォリオを戦略的に管理する方法です。オの記述「プロジェクト・ポートフォリオ・マネジメントは、キャッシュフローの視点から企業の事業戦略の方向性を示し、事業期のキャッシュフローのアンバランスを計算している」が最も正確です。

誤答の落とし穴 Trap-A 逆方向誘発: 選択肢ア「競争優位性のある「金のなる木」事業は、分野の特性に大きな競争力がなく、さらなる資金投下には競争力がない」では、因果関係が逆になっています。正しくは「金のなる木は既に競争優位性があり、資金投下を続ければ衰退する」です。

学習アドバイス: プロジェクト・ポートフォリオ・マネジメントと個別プロジェクト・マネジメントの違いを理解することが大切です。経営層による戦略的資源配分の視点が重要です。


第3問 ライセンシング・提携戦略

問題要旨: 経営資源の活用方法とライセンシング、外部企業の技術活用に関する記述の正誤を問う問題。

K1 定義・用語 T2 分類判断 L2 Trap-B 条件見落とし

正解: ウ

必要知識: イノベーション・国際経営・デジタル戦略 — ライセンシング、合弁、提携戦略の区別

解法の思考プロセス: 企業が外部パートナーと協働する方法には複数があります。ウの「国内で高価格を製造・販売している企業が、若年層に新たに低価価格品を販売して短期間のうちに獲得ルートを開拓していく内部成長が選択肢である」と述べており、ライセンシングを通じた急速な市場進出を適切に説いています。

誤答の落とし穴 Trap-B 条件すり替え: 条件を見落とす傾向があります。「ライセンシング」「合弁」「提携」それぞれのメリットが異なり、状況に応じた選択が必要です。相手企業の技術水準や市場経験が条件となります。

学習アドバイス: ライセンシングは知的財産権を活用した戦略です。相手企業の能力、市場環境、企業の成長段階に応じて、最適な協力形態を選択する経営判断が問われます。


第4問 オープン・イノベーション

問題要旨: 自社の経営資源を活用して技術を獲得する方法と、外部企業のオープン・イノベーションに関する記述の正誤を問う問題。

K1 定義・用語 T1 正誤判定 L2 Trap-C 部分正解

正解: エ

必要知識: イノベーション・国際経営・デジタル戦略 — オープン・イノベーションの定義と実施方法

解法の思考プロセス: オープン・イノベーションとは、企業内部と外部のアイデア・技術を組み合わせてイノベーションを加速する方法です。エの「オープン・イノベーションは、一般的により高い専門性をもつ企業との連携などによって新商品開発プロセスのスピードアップにつなげる」が最も正確です。

誤答の落とし穴 Trap-C 部分正解: 選択肢アやイは「部分的には正しい」ですが、オープン・イノベーションの本質(内部と外部の活発な情報交換)を完全に捉えていません。

学習アドバイス: オープン・イノベーションは近年の企業経営では重要なコンセプトです。自社で完結しない価値創造、顧客やパートナーとの協働が重視される時代であることを理解してください。


第5問 多角化戦略

問題要旨: 多数の競争相手がいる同じ領域で競争する要件での効果的な競争対応に関する記述を問う問題。

K1 定義・用語 T2 分類判断 L1 Trap-D 類似混同

正解: ウ

必要知識: 全社戦略と成長戦略 / 競争戦略と経営資源戦略 — 多角化戦略と競争戦略の違い

解法の思考プロセス: 多角化戦略とは、複数の事業領域に進出して事業ポートフォリオを構築する方法です。ウの「多数の競争相手がいるような領域では、大規模生産による生産効率上のメリットを生み出し、大量販売によって競争優位を確保する」と述べており、スケール・メリットを活用した戦略を適切に説いています。

誤答の落とし穴 Trap-D 混同誘発: 「多角化」と「差別化」「コスト・リーダーシップ」が混同されやすい。多角化は事業領域の拡張、競争戦略は個別事業での優位確保という異なる概念です。

学習アドバイス: 多角化戦略は企業成長の手段ですが、無秩序な多角化は経営リソースの分散を招きます。コア事業との関連性、シナジー効果を考慮した戦略的多角化が求められます。


組織論

第6問 コスト・リーダーシップ戦略

問題要旨: 企業が競争優位を獲得するための競争戦略に関する記述の正誤を問う問題。

K2 分類・特徴 T1 正誤判定 L2 Trap-C 部分正解

正解: ア

必要知識: 競争戦略と経営資源戦略 — コスト・リーダーシップ戦略の特徴と実施条件

解法の思考プロセス: コスト・リーダーシップ戦略では、継続的に自社製品を購入する顧客層を確保するため、ブランド・ロイヤティを高めることが課題となります。アの「コスト・リーダーシップ戦略では、継続的に自社製品を購入する顧客を確保するため、ブランド・ロイヤティを高めることが課題になり、企業の提供する付加価値が明確になっている」が正確です。

誤答の落とし穴 Trap-C 部分正解: 選択肢イやウは「部分的には真実」ですが、コスト・リーダーシップ戦略の本来の目的(最低コストによる市場支配)から外れています。

学習アドバイス: コスト・リーダーシップ戦略とは、業界で最も低いコストで製品やサービスを提供し、利益を確保する戦略です。ただし、顧客の要求水準を下回らない品質の維持が必須条件です。


第7問 チャレンジャー戦略

問題要旨: 業界での競争地位によって、企業はリーダー、チャレンジャー、フォロワー、ニッチャーに分類される。そのなかで、チャレンジャーとニッチャーに関する記述の正誤を問う問題。

K1 定義・用語 T1 正誤判定 L2 Trap-D 類似混同

正解: ア

必要知識: 競争戦略と経営資源戦略 — リーダー、チャレンジャー、フォロワー、ニッチャー戦略の違い

解法の思考プロセス: チャレンジャーとは、市場で生き残ることを目指し、継続的なコストダウンと低価格提供で戦略を採ります。アの「チャレンジャーは、市場で生きることを目指し、継続的なコストダウンを行い、代替品を低価格で提供して戦略を採る」が正確です。一方、ニッチャーは「特定の領域で独占的な営業を行ない、他社の行動から遠隔的に活動を営み、市場全体の規格を拡げている」です。

誤答の落とし穴 Trap-D 混同誘発: チャレンジャーとニッチャーの特性を混同しやすい。チャレンジャーは「市場全体での挑戦」、ニッチャーは「限定領域での専門化」という相反する戦略を取ります。

学習アドバイス: チャレンジャー戦略は既存のリーダーに対抗する戦略です。資金力では劣りますが、イノベーション、顧客サービス、迅速な意思決定で優位を目指します。


第8問 バリュー・チェーン

問題要旨: 競争優位を獲得するための競争戦略に関する記述の正誤を問う問題。

K2 分類・特徴 T2 分類判断 L2 Trap-C 部分正解

正解: オ

必要知識: 競争戦略と経営資源戦略 — バリュー・チェーン分析と競争優位

解法の思考プロセス: バリュー・チェーンとは、企業の活動を主活動(購買物流・製造・出荷物流・販売・サービス)と支援活動(全般管理・人事管理・技術開発・調達)に分解し、どの活動が価値を生んでいるかを分析するフレームワークです。オの記述がバリュー・チェーンの活動分類と競争優位の関係を最も正確に捉えています。

誤答の落とし穴 Trap-C 部分正解: 部分的に正しい記述が含まれる選択肢に惑わされやすい。バリュー・チェーンの主活動と支援活動の区別が重要です。

学習アドバイス: バリュー・チェーン分析は競争優位の源泉を特定する重要な方法です。主活動と支援活動の関連性を理解することで、戦略的な意思決定が可能になります。


第9問 チャレンジャー戦略

問題要旨: 業界での競争地位によって分類される企業(リーダー、チャレンジャー、フォロワー、ニッチャー)のうち、チャレンジャーとニッチャーの戦略に関する記述の正誤を問う問題。

K1 定義・用語 T1 正誤判定 L2 Trap-D 類似混同

正解: エ

必要知識: 競争戦略と市場地位 — 市場リーダー戦略、チャレンジャー戦略、フォロワー戦略、ニッチャー戦略

解法の思考プロセス: 各選択肢を吟味します。

ア「チャレンジャーは業界で生き残ることを目標に、価格を重視するセグメントをターゲットにし、徹底的なコストダウンを行う」は不正確です。チャレンジャーはリーダーの地位奪取を目標としており、単なる生き残りではありません。

イ「チャレンジャーは市場全体をターゲットとするフル・カバレッジにより、リーダーの製品を模倣していく」も不正確です。チャレンジャーはフル・カバレッジではなく、特定セグメントでの差別化を目指します。

ウ「チャレンジャーはドメインの差別化を行う」は不正確です。チャレンジャーは4Pの差別化を行います。

エ「ニッチャーは狭いターゲットに対して、業界の価格競争には巻き込まれないように閉鎖型の販売チャネルを採用して、プロモーションを展開する」が最も正確です。ニッチャーは特定の狭い市場セグメントに集中し、競争回避戦略を採ります。

誤答の落とし穴 Trap-D 混同誘発: チャレンジャーとニッチャーの戦略を混同しやすい。チャレンジャーは市場全体でのポジション奪取を目指し、ニッチャーは特定セグメント内での優位を目指します。

学習アドバイス: 市場地位戦略は企業規模と市場での位置づけに応じた異なるアプローチが必要です。リーダー企業とチャレンジャー企業では採るべき戦術が大きく異なることを理解してください。


第10問 アウトソーシング・特許戦略

問題要旨: 企業が経営資源を集中特化するためのアウトソーシング戦略、および特許の戦略的運用に関する記述の正誤を問う問題。

K1 定義・用語 T1 正誤判定 L2 Trap-B 条件見落とし

正解: エ

必要知識: 全社戦略と成長戦略 / 知財戦略と国際保護 — アウトソーシング判断、特許戦略、クロスライセンス契約

解法の思考プロセス: 問題には2つの主要概念が含まれています。

アウトソーシング側:ア「アウトソーシングすることで自社能力の適用幅が狭くなり、新規顧客開拓が難しくなる」は不正確です。アウトソーシングは経営資源の集中化により、逆に特定分野での能力強化が可能になります。

イ「アウトソーシングする事業領域と自社で取り組む事業領域を峻別して経営資源を集中特化することで、独自能力の構築を目指す」は正確です。ただし、後半の枝問題として特許戦略が提示されています。

特許戦略側:エ「包括クロスライセンス契約を結ぶのは、主として企業間で特許を相互に幅広く利用するためであり、契約提携企業間での金銭の授受を伴うこともある」が最も正確です。クロスライセンス契約は相互に特許を利用できる柔軟な仕組みです。

誤答の落とし穴 Trap-B 条件すり替え: アウトソーシングのメリットとデメリット、クロスライセンス契約の制限条件を見落とします。特に「リスト化された特許のみ」という条件を見落とすと誤答します。

学習アドバイス: アウトソーシング戦略と知的資産戦略は現代企業の重要課題です。外部経営資源の活用と内部能力の構築のバランスを理解してください。特に特許戦略は、企業が他社技術を利用する権利と、自社技術を保護する権利の両立を目指します。


組織デザイン・人事労務

第11問 エレクトロニクス産業の経営戦略

設問1

問題要旨: エレクトロニクス産業における経営課題に関する記述の正誤を問う問題。

K1 定義・用語 T1 正誤判定 L2 Trap-B 条件見落とし

正解: ア

必要知識: イノベーション・国際経営・デジタル戦略 — エレクトロニクス産業の製品アーキテクチャと競争構造

解法の思考プロセス: エレクトロニクス産業は高度な技術変化と競争圧力に直面しています。ア「エレクトロニクス産業では、ある分野の製品を生産・販売するという能力を示す「セクション」と呼ばれる概念が用いられる」が正確です。

誤答の落とし穴 Trap-B 条件すり替え: 産業固有の経営課題と一般的な経営原則を区別する必要があります。条件を見落とすと誤答します。

学習アドバイス: エレクトロニクス産業はグローバル競争が激しい産業です。技術革新とコスト競争への対応が同時に求められることを理解してください。

設問2

問題要旨: エレクトロニクス産業でのモジュール化への対応に関する記述の正誤を問う問題。

K1 定義・用語 T1 正誤判定 L2 Trap-D 類似混同

正解: ウ

必要知識: イノベーション・国際経営・デジタル戦略 — モジュール化戦略、製品アーキテクチャ、水平分業の進展

解法の思考プロセス: モジュール化の進展に伴い、企業戦略も変化します。ウの「モジュール化の進展に伴って、車種間でのプラットフォームの統合を通じた基本部分と多様化させる生産体制が形成されるようになった」が正確です。

誤答の落とし穴 Trap-D 混同誘発: モジュール化による垂直統合の解体と、企業内での効率化を混同しやすい。

学習アドバイス: モジュール化は産業構造の変化をもたらします。垂直統合から水平分業への転換を伴う大きな経営課題です。


第12問 組織構造の設計

問題要旨: 機能別組織、事業部別組織、マトリックス組織の特徴に関する記述の正誤を問う問題。

K2 分類・特徴 T2 分類判断 L2 Trap-C 部分正解

正解: ウ

必要知識: 組織論 — 組織デザインと各組織形態の長所・短所

解法の思考プロセス: 各組織形態の特性を比較します。機能別組織は「機能による部分別編制で部門間の密接性が高く」、事業部別組織は「被害の効果が定かで個々の経営的判断を取得する事業部」のうち適当である「、マトリックス組織は「多機能要因組織と同様に複雑であり」です。ウが最も正確です。

誤答の落とし穴 Trap-C 部分正解: 「部分的には正しい」説明が多いため、完全性を判断する必要があります。

学習アドバイス: 組織構造の選択は経営戦略と密接に関連しています。企業の成長段階と競争環境に応じた最適な組織デザインを理解してください。


第13問 部門間の相互依存関係

問題要旨: 企業組織における並列的部門間関係(プールされた相互依存、連続的相互依存、相互補完的相互依存)と組織編成に関する記述の正誤を問う問題。

K1 定義・用語 T1 正誤判定 L2 Trap-B 条件見落とし

正解: ウ

必要知識: 組織論 — 部門間相互依存と組織調整メカニズム

解法の思考プロセス: 3つの相互依存関係を正確に区別します。

プールされた相互依存:各部門が独自に運営でき、事前調整の必要が最も低い。ウ「プールされた相互依存関係にある部門間では、仕事は基本的にそれぞれの部門内で独自の規則や手続きに従って処理できるため、3つの相互依存関係の中で最も調整の必要性が低い」が正確です。

連続的相互依存:前工程から後工程へと順序立てて処理される関係。事前計画とフィードバックが必要です。

相互補完的相互依存:複数の部門が相互に協調して初めて完成する関係。最も高度な調整(水平的コミュニケーション)が必要です。

誤答の落とし穴 Trap-B 条件すり替え: 相互依存関係の類型と必要な調整方法の対応を見落とします。特に「プールされた」と「相互補完的」の調整方法を逆転させると誤答します。

学習アドバイス: 組織の効率性は、部門間の相互依存関係に応じた適切な調整メカニズムの設計にかかっています。組織構造と調整メカニズムの関連性を理解することが大切です。


第14問 官僚制の逆機能

問題要旨: 官僚制組織における逆機能(マイナスの効果)に関する記述の正誤を問う問題。

K1 定義・用語 T1 正誤判定 L2 Trap-D 類似混同

正解: ア

必要知識: 組織論 — 官僚制組織の特性と逆機能

解法の思考プロセス: 官僚制の逆機能である以下の現象を検討します。

グレシャムの法則:革新的な計画を排除する。イ「革新的な計画に抵抗するために、日常のルーティン対応を探し求める」が不正確です。実は「悪貨が良貨を駆逐する」という経済学用語であり、ここでは日常業務が革新活動を圧迫する現象を指します。

形式主義:ア「規則や手続きそのものを絶対視するような態度が画一的対応を生み出す」が正確です。

セクショナリズム:部局利益の優先(ウ)。

繁文縟礼:膨大な手続きと書類作成の煩雑さ(エ)。

目的置換:手段(規則)が目的に転じる現象(オ)。

誤答の落とし穴 Trap-D 混同誘発: 官僚制の逆機能の概念と具体的事象を混同しやすい。

学習アドバイス: 官僚制は大規模組織の統制に有効ですが、同時に革新性を損なうリスクがあります。組織の成長段階に応じた調整が必要です。


第15問 チーム型作業組織

問題要旨: リーン生産方式の影響下にあるチーム型作業組織に期待される効果に関する記述の正誤を問う問題。

K1 定義・用語 T1 正誤判定 L2 Trap-C 部分正解

正解: イ

必要知識: 組織論 — チーム型作業組織と労働生活の質(QWL)

解法の思考プロセス: チーム型作業組織の効果を検討します。

ア「1人1タスクの原則」は誤った概念で、チーム型は多能工化を推進します。

イ「自律的な調整のための積極的な参加が求められるため、メンバー間のコミュニケーションが活発になり、互いに助け合いながら共同することによる労働生活の質向上が期待できる」が最も正確です。

ウ「多能工化した職務は、自律的に働くことを好まない労働者に対して」という前提が誤っています。チーム型は自律性を求める設計です。

エ「経営者の視点からの企業競争優位」を全く否定するのは不正確です。チーム型は経営効率と労働者満足の両立を目指します。

誤答の落とし穴 Trap-C 部分正解: 「部分的には正しい」説明が複数ある。チーム型作業組織は多くのメリットがあるが、すべての労働者に適用できるわけではない点を理解する必要があります。

学習アドバイス: チーム型作業組織は日本企業が開発した効率的な組織設計です。ただし、組織文化と労働者の意識の醸成が成功の鍵になります。


第16問 マトリックス組織と投資決定

問題要旨: マトリックス組織を採用するA社の全社的利益率低下の背景にある組織的問題に関する記述の正誤を問う問題。

K1 定義・用語 T1 正誤判定 L2 Trap-A 逆方向

正解: ウ

必要知識: 組織論 — マトリックス組織の管理課題、意思決定権限の配分

解法の思考プロセス: A社の問題を分析します。

ア「既存製品のバージョンアップが有効だったマトリックス組織が、不連続な技術による新規事業遂行には障害となった」は正確です。

イ「既存製品のプロダクトマネジャーが5年計画を毎年提出していたため、トップマネジメントが近視眼的な学習に陥った」は一因ですが、本質的な問題ではありません。

ウ「機能マネジャーが、新製品の利益率が高いことを知りつつ、その全社的な投資戦略に対する意味をトップマネジメントに伝えなかったため、トップマネジメントが迷信的学習に陥った」が最も不適切です。情報伝達の問題であり、組織設計そのものの問題ではありません。

エ「機能マネジャーに生産的経営資源の配分権限を与えていたが、投資決定権限を与えていなかったために、最適な資源配分ができなくなった」が根本問題です。

誤答の落とし穴 Trap-A 逆方向誘発: 原因と結果が逆転していないか確認する必要があります。

学習アドバイス: マトリックス組織は強力ですが、権限配分が曖昧だと機能不全に陥ります。プロダクトマネジャーと機能マネジャーの権限範囲を明確に定義することが重要です。


第17問 組織の成長段階

問題要旨: 企業が規模拡大に伴って経験する組織の成長段階と、各段階で克服すべき課題に関する記述の正誤を問う問題。

K1 定義・用語 T1 正誤判定 L2 Trap-B 条件見落とし

正解: エ

必要知識: 組織論 — 組織の成長段階モデル

解法の思考プロセス: 成長段階を検討します。

ア「企業が多数の機能部門を持つような規模に成長すると、経営者は業務的決定から離れ、官僚制的な組織構造を構築する」は正確です。

イ「強力なリーダーシップを持つ企業家は、資本家や顧客から正当性を獲得する必要がある」は正確です。

ウ「安定的な関係構築に成功した企業では、非公式なコミュニケーションから次第に権限委譲と公式な統制システムへ」は正確です。

エ「官僚制の逆機能が顕在化した段階では、公式の権限に依拠した規則や手続きをより詳細に設計しなければならない」は不適切です。むしろ官僚制の硬直性を緩和する柔軟な仕組みが必要です。

オ「単一製品・単一機能で創業した企業が垂直統合戦略を採用した場合、集権的な機能別組織へ移行する」は正確です。

誤答の落とし穴 Trap-B 条件すり替え: 各成長段階の特性と対応策の適切性を判定する際に、条件を見落とします。

学習アドバイス: 組織の成長には段階的な課題克服が不可欠です。成長段階を正確に認識し、適切な組織変革を実施することが企業の持続的成長を支えます。


第18問 危機管理

問題要旨: 組織の危機管理(クライシス・マネジメント)に関する記述の正誤を問う問題。

K1 定義・用語 T1 正誤判定 L2 Trap-D 類似混同

正解: ア

必要知識: 組織論 — 危機管理と意思決定権限

解法の思考プロセス: 危機管理の原則を検討します。

ア「危機管理チームと現場とのコミュニケーションが確保できれば、何を行うべきかだけでなく、いかに行うべきかについても集権的に意思決定することが望ましい」は不正確です。現場の状況判断と柔軟な対応が重要であり、過度な集権化は危険です。

イ「危機管理チームは迅速に意思決定をするため、十分な自由裁量を持つ権限が必要」は正確です。

ウ「危機管理チームは技術者、トップマネジメント、法務・広報役員、外部コンサルタントなどで構成」は正確です。

エ「危機発生時には情報伝達が途絶しやすいため、変化がない場合にもその旨を伝える」は正確です。

オ「通常の情報伝達システムが遮断されている場合には、情報ネットワークを迅速に確保する」は正確です。

誤答の落とし穴 Trap-D 混同誘発: 「中央集権的な意思決定」と「現場の自律的対応」を混同しやすい。危機時こそ、組織階層を超えた柔軟な対応が必要です。

学習アドバイス: 危機管理は確率的リスク管理とは異なり、不測の事態への組織的対応が求められます。事前の組織設計と危機時の意思決定メカニズムの両者が重要です。


第19問 現実的職務説明(RJP)

問題要旨: 現実的職務説明(Realistic Job Preview)の効果に関する記述の正誤を問う問題。RJPは労働市場に好感されにくい現実をありのままに伝える採用戦略です。

K1 定義・用語 T1 正誤判定 L1 Trap-A 逆方向

正解: エ

必要知識: 人事労務管理 — 採用戦略と期待管理

解法の思考プロセス: RJPの効果を検討します。

ア「自己の能力を見つめなおさせ、自己選抜によって応募を辞退させる効果」は正確です。

イ「職務や職場への初期適応を円滑にする効果」は正確です。期待と現実のギャップが小さいため適応が容易です。

ウ「入社後の離職を回避させる効果」は正確です。現実を事前に知ることで、ミスマッチによる早期離職を防ぎます。

エ「入社前に組織に対して抱く期待ややる気を引き上げる効果」は逆転しています。RJPは期待を「現実的に調整」するもので、期待を「引き上げ」るわけではありません。

誤答の落とし穴 Trap-A 逆方向誘発: RJPの目的が「期待値の上昇」ではなく「期待と現実のギャップ縮小」であることを見落とします。

学習アドバイス: RJPは採用時の誠実な情報提供により、組織と個人のマッチング精度を高める戦略です。入社後の定着率向上と離職防止に効果的です。


第20問 360度評価

問題要旨: 360度評価(多角的フィードバック)の効果に関する記述の正誤を問う問題。360度評価は上司だけでなく、先輩、同僚、部下、関係先からの複合的な評価を行う手法です。

K1 定義・用語 T1 正誤判定 L2 Trap-B 条件見落とし

正解: エ

必要知識: 人事労務管理 — 人事評価制度と組織開発

解法の思考プロセス: 360度評価の効果を検討します。

ア「顧客や取引先が評価者となった場合には、被評価者の顧客志向が高まる」は正確です。

イ「異なった評価を見ることによって、評価者を訓練する機会を提供する」は正確です。評価スキルの向上につながります。

ウ「上司と部下のコミュニケーションの活性化が図られる」は正確です。フィードバック面談を通じて対話が促進されます。

エ「中立的な評価を行うことができる評価者を選抜することができる」は不正確です。360度評価は複数の視点を統合するもので、「中立的」な単一評価者を選抜するのではなく、様々な利害関係者からの意見を集約します。

オ「普段の業務では得られない、さまざまな情報を入手できる」は正確です。多角的な視点から自己認識が深まります。

誤答の落とし穴 Trap-B 条件すり替え: 360度評価の本質が「多角的統合」であることを見落とし、「中立的評価者の選抜」と混同します。

学習アドバイス: 360度評価は効果的なリーダーシップ開発ツールですが、実施には組織文化と信頼醸成が必須です。評価結果のフィードバックと行動変容を促すサポートが重要です。


マーケティング論

第30問 マーケティング概念と現代的課題

設問1

問題要旨: マーケティングの定義に関する穴埋め問題(アメリカ・マーケティング協会(AMA)の2007年定義)。

K1 定義・用語 T4 条件整理 L2 Trap-D 類似混同

正解: ウ(A: institutions, B: offerings, C: customers, D: society at large)

必要知識: マーケティング基礎 — マーケティングの定義と歴史

解法の思考プロセス: AMAの2007年定義「Marketing is the activity, set of institutions, and processes for creating, communicating, delivering, and exchanging offerings that have value for customers, clients, partners, and society at large.」の穴埋めです。ウの組み合わせが正確です。アやイの「commercial institutions」「products and services」「consumers」は定義の範囲を狭めてしまう表現であり、AMAの現代的定義の「より広い価値提供」の趣旨に反します。

誤答の落とし穴 Trap-D 混同誘発: 「institutions」と「commercial institutions」、「offerings」と「products and services」、「customers」と「consumers」など、類似した概念を区別する必要があります。AMA定義は非営利活動も含む広義のマーケティングを定義しています。

学習アドバイス: AMA定義はマーケティング学の基礎です。2007年定義のポイントは、①「offerings(提供物)」は製品・サービスに限定されない広い概念、②「society at large(社会全体)」まで価値提供の対象を拡張したことです。

設問2

問題要旨: マーケティング1.0、2.0、3.0の段階と特徴に関する記述の正誤を問う問題。

K1 定義・用語 T1 正誤判定 L2 Trap-C 部分正解

正解: ウ

必要知識: マーケティング基礎 — マーケティング段階の進化

解法の思考プロセス: コトラーが提唱するマーケティング段階の進化を把握します。1.0は「製品中心のマス・マーケティング」、2.0は「消費者志向のマーケティング(STPの活用)」、3.0は「価値主導のマーケティング(社会的価値・精神的充足)」です。ウの記述が最も正確です。

誤答の落とし穴 Trap-C 部分正解: 各段階の特性が「部分的には正しい」選択肢が存在します。特に3.0を「デジタル技術によるオートメーション化」と混同しやすいが、これは4.0の特徴です。

学習アドバイス: マーケティングの進化は企業活動の変化を反映しています。各段階での企業の対応方法を理解することが大切です。

設問3

問題要旨: CSR(企業の社会的責任)に関する記述の正誤を問う問題。

K1 定義・用語 T1 正誤判定 L2 Trap-D 類似混同

正解: エ

必要知識: 企業経営基礎 — CSR と CSV の違い

解法の思考プロセス: CSR は企業の社会的責任です。エの「マイケル・ポーターが提唱する CSV(Creating Shared Value)の考え方は、社会的価値と経済的価値の両立をめざすもので、高い従業性の実現を重視するものである」が正確です。CSV は2011年にポーターとクラマーが発表した概念で、社会課題の解決と企業の競争力向上を同時に実現するアプローチです。

誤答の落とし穴 Trap-D 混同誘発: CSR と CSV、および社会的価値と経済的価値を混同しやすい。CSRは「企業の社会的責任」として利益の一部を社会に還元する考え方、CSVは「共通価値の創造」として社会課題解決そのものをビジネスにする考え方です。

学習アドバイス: 企業は営利追求だけでなく、社会への貢献が期待されます。CSR と経営戦略の統合が現代企業の課題です。


第29問 マーケティング・リサーチ

設問1

問題要旨: マーケティング・リサーチに関する記述の正誤を問う問題。

K1 定義・用語 T1 正誤判定 L1 Trap-A 逆方向

正解: イ

必要知識: マーケティング基礎 — マーケティング・リサーチの目的と方法

解法の思考プロセス: マーケティング・リサーチとは、市場ニーズを把握し、マーケティング意思決定を支援する活動です。イの「顧客の意見や市場のニーズを抽出するために、コールセンターやWebサイトなどに寄せられるユーザーの意見を用いてデータマイニングを行うことは、一般的に有効である」が正確です。エの「一次データの収集から始める」は不正確で、まず入手しやすい二次データから収集するのが一般的です。

誤答の落とし穴 Trap-A 逆方向誘発: 「一次データ」と「二次データ」の収集順序が逆転した選択肢があります。調査の一般的なプロセスでは、二次データの確認を先に行います。

学習アドバイス: マーケティング・リサーチは意思決定の根拠を提供します。データ駆動的な経営判断が求められる現代では、リサーチの重要性がますます高まっています。

設問2

問題要旨: 顧客の生活に入り込んで観察を行う調査法に関する記述の正誤を問う問題。

K1 定義・用語 T1 正誤判定 L2 Trap-B 条件見落とし

正解: ア

必要知識: マーケティング基礎 — 消費者行動と調査手法

解法の思考プロセス: 顧客の生活に入り込んで観察を行う調査法は「エスノグラフィー(行動観察調査)」です。アの記述が最も適切です。セントラル・ロケーション・テスト(施設内での製品テスト)、ニューロ・マーケティング(脳科学手法)、フォーカス・グループ・インタビュー(集団面接)はいずれも「生活に入り込む」調査法とは異なります。

誤答の落とし穴 Trap-B 条件すり替え: 各調査手法の特徴を正確に区別する必要があります。

学習アドバイス: 現代のマーケティングでは、定量調査に加えてエスノグラフィーなどの定性調査も重視されます。顧客の潜在ニーズを発見するために、生活文脈での観察が有効です。


第31問 ブランド戦略

設問1

問題要旨: ブランド拡張に関する穴埋め問題。消費者の支持を得ることができたブランドを、新製品に展開させる場合の関係を問う問題。

K1 定義・用語 T4 条件整理 L2 Trap-D 類似混同

正解: A: 新製品, B: 新カテゴリー, C: 新カテゴリー, D: 既存カテゴリー

必要知識: マーケティング基礎 — ブランド拡張戦略

解法の思考プロセス: ブランド拡張とは、既存ブランドを新しい製品カテゴリーに展開する戦略です。穴埋めから文脈を読み取る必要があります。

誤答の落とし穴 Trap-D 混同誘発: ブランド拡張と製品ラインの拡張を混同しやすい。

学習アドバイス: ブランド拡張は既存ブランド資産を活用した成長戦略です。ただし、無秩序な拡張はブランド価値を損なうリスクがあります。

設問2

問題要旨: ブランド拡張戦略に関する記述の正誤を問う問題。

K2 分類・特徴 T1 正誤判定 L2 Trap-C 部分正解

正解: ウ

必要知識: マーケティング基礎 — ブランド拡張の条件と限界

解法の思考プロセス: ブランド拡張の成功要件を検討します。ウの「同一ブランド名を用いて、異なるカテゴリーの新製品を導入する場合には、当該ブランドと同一カテゴリーを選定し、実施する場合と異なるニーズに応えられるので、より小売店舗での棚場所を確保できたり、バラエティを望む消費者のニーズに応えられるので、一般的に、リスクのない戦略導入の方法といえる」が最も適切です。

誤答の落とし穴 Trap-C 部分正解: 「部分的には真実」だが、完全ではない説明が混在しています。

学習アドバイス: ブランド拡張は「親ブランドと新製品の関連性」が鍵です。消費者の知覚する関連性が拡張の成功を決定します。

設問3

問題要旨: ブランド開発戦略に関する記述の正誤を問う問題。

K2 分類・特徴 T1 正誤判定 L2 Trap-B 条件見落とし

正解: エ

必要知識: マーケティング基礎 — ブランド開発の戦略選択

解法の思考プロセス: ブランド開発戦略には複数の選択肢があります。エの「ブランドは製品からの長期的な愛想を目指すのであるため、同一ブランドカテゴリーであれ、異なる製品カテゴリーであれ、積極的な新ブランドの開発を一般的に経営資源の効率的な活用につながる」が正確です。

誤答の落とし穴 Trap-B 条件すり替え: 「新ブランド開発の条件」を見落とします。無闇な新ブランド開発は経営リソースの浪費です。

学習アドバイス: ブランド開発戦略は企業のポートフォリオ戦略と密接に関連しています。既存ブランド資産の活用と新規ブランド創造のバランスが重要です。


第32問 顧客が求める価値

問題要旨: 顧客が製品やサービスに求める価値の4つのレベル(基本価値、便宜価値、感覚価値、観念価値)に関する記述の正誤を問う問題。

K1 定義・用語 T1 正誤判定 L2 Trap-B 条件見落とし

正解: エ

必要知識: マーケティング基礎 — 顧客価値の階層化

解法の思考プロセス: 各レベルの価値を検討します。

基本価値:製品の中核的機能(例:自動車の「移動機能」)。 便宜価値:利便性や利用の容易さ(例:「ガソリンスタンドの近さ」)。 感覚価値:美しさやデザイン(例:「スポーティーな外観」)。 観念価値:ブランドイメージや心理的満足(例:「ステータス」)。

各選択肢の検討:

ア「すべての価値を一度に高められない場合、基本価値のレベルにかかわらず、他の価値を強化することが得策」は不正確です。基本価値が劣っていれば、他の価値の追加も効果が限定されます。

イ「製品やサービスの基本価値や便宜価値は安定性が高いため、企業は常に機能を増やし効用を高め続けることを強いられている」は不正確です。基本価値が既に十分であれば、機能追加は必ずしも満足向上につながりません。

ウ「製品やサービスの感覚価値は顧客の客観的な優劣判断を困難にする。そのため企業は一般的に価格競争に巻き込まれやすくなる」は逆転しています。感覚価値が高いほど、価格競争から脱却できます。

エ「入手の難しい高価なブランドにおいては、観念価値の作用する割合が大きく、ブランドの歴史や物語などの訴求を通じて、ブランドの高い価値を支えている」が最も正確です。ラグジュアリーブランドは観念価値が支配的です。

誤答の落とし穴 Trap-B 条件すり替え: 価値レベルの特性と市場影響を見落とします。特に「感覚価値と価格競争の関係」を逆転させると誤答します。

学習アドバイス: 顧客価値の階層化は製品差別化戦略の基本です。低価格市場では基本価値と便宜価値の競争が激しく、高級市場では感覚価値と観念価値が差別化要因になります。


第33問 消費者の購買行動

問題要旨: 消費者の購買行動に関する記述の正誤を問う問題。精緻化見込みモデル、多属性態度理論、関与度、ロイヤルティなどの概念が含まれます。

K2 分類・特徴 T1 正誤判定 L2 Trap-E 計算ミス

正解: ア

必要知識: マーケティング基礎 — 消費者行動モデルと購買意思決定

解法の思考プロセス: 消費者行動理論を検討します。

ア「精緻化見込みモデルに基づけば、人が時間や労力をかけた購買意思決定プロセスをとるのは、『動機づけレベルが高い場合』『情報処理の能力を有する場合』『利用可能な情報に接する機会や時間がある場合』である」が最も正確です。精緻化見込みモデルはこれら3つの条件を提示しています。

イ「多属性態度理論に基づけば、人はある属性のマイナス面を他の属性のプラス面で相殺することをしない」は不正確です。実は多属性態度理論の中核が「弱点の補完」であり、消費者は属性間のトレードオフを評価します。

ウ「特定の製品カテゴリーに対する関与が高い場合、知識が少ない人より多い人の方が、限定的な意思決定プロセスをとりやすい」は逆転しています。関与が高く知識が豊富な消費者は、むしろ詳細な検討を行います。

エ「見せかけのロイヤルティの顧客とは、好ましい態度や高い購買意向を持ちながら、購買行動に移さない人」は不正確です。これは「潜在的ロイヤルティ(latent loyalty)」の定義です。Dick & Basu(1994)の分類では、見せかけのロイヤルティ(spurious loyalty)とは「好ましい態度を持たないが、繰り返し購買する人」を指します(態度的ロイヤルティが低く行動的ロイヤルティが高い状態)。

誤答の落とし穴 Trap-E 計算ミス: 消費者行動モデルの論理と現実の逆転を見落とします。

学習アドバイス: 消費者行動は複数の理論モデルで説明されます。精緻化見込みモデル、多属性態度理論、関与度理論の違いを明確に理解することが得点源になります。


経営労務

第21問 人材のダイバーシティ

問題要旨: 人材の多様性がもたらす効果に関する記述の正誤を問う問題。

K1 定義・用語 T2 分類判断 L2 Trap-A 逆方向

正解: イ

必要知識: 人事労務管理 — ダイバーシティマネジメントと組織効能

解法の思考プロセス: ダイバーシティとは、異なる背景を持つ人材を活用する戦略です。イの記述が最も正確です。

誤答の落とし穴 Trap-A 逆方向誘発: 「逆方向」の論理が含まれています。例えば、ダイバーシティが必ずしも組織効能を高めるわけではないという誤った逆方向の主張です。

学習アドバイス: ダイバーシティマネジメントは経営課題です。性別、年齢、国籍など多様な人材の活用が競争優位につながります。


第22問 労働契約

問題要旨: 大学と共同で開発した成果活用に関する記述の正誤を問う問題。労働契約と知的財産権の関係を扱う。

K5 制度・基準 T1 正誤判定 L2 Trap-B 条件見落とし

正解: ウ

必要知識: 経営労務 — 労働契約と知的財産権の扱い

解法の思考プロセス: 大学との共同研究成果は、労働契約の観点から企業と大学の権利分配が定められます。ウの記述が最も正確です。

誤答の落とし穴 Trap-B 条件すり替え: 「企業の権利」と「大学の権利」「個人研究者の権利」の条件分けが必要です。

学習アドバイス: 近年、大学との産学連携が増えています。研究成果の帰属を事前に明確にする必要があります。


第23問 給与管理

問題要旨: X社での営業所長の給与管理に関する法的問題を問う問題。残業代計算が含まれる。

K5 制度・基準 T1 正誤判定 L2 Trap-C 部分正解

正解: イ

必要知識: 経営労務 — 労働法上の給与規制

解法の思考プロセス: 労働基準法では、営業所長のような管理職であっても、実質的に管理監督者でない場合は残業代を支払う義務があります。イの記述が最も正確です。

誤答の落とし穴 Trap-C 部分正解: 「管理職 = 残業代なし」という部分的に正しい知識で誤答します。

学習アドバイス: 給与管理における法的責任は厳格です。名目ではなく実質的な職務内容で判定されます。


第24問 労働安全衛生法

問題要旨: 労働安全衛生法に関する記述の正誤を問う問題。

K5 制度・基準 T1 正誤判定 L1 Trap-B 条件見落とし

正解: ア

必要知識: 経営労務 — 労働安全衛生法の基本原則

解法の思考プロセス: 労働安全衛生法は労働者の安全と健康を保護する法律です。アの記述が最も基本的で正確です。

誤答の落とし穴 Trap-B 条件すり替え: 「適用範囲」「経過措置」などの条件を見落とします。

学習アドバイス: 労働安全衛生法は企業の社会的責任の基本です。労働災害防止と健康管理が経営課題です。


第25問 労働安全衛生管理体制

問題要旨: 労働安全衛生管理体制に関する記述の正誤を問う問題。

K5 制度・基準 T1 正誤判定 L2 Trap-D 類似混同

正解: オ

必要知識: 経営労務 — 安全衛生委員会と衛生委員会の役割

解法の思考プロセス: 企業には安全衛生委員会の設置が義務づけられています。オの記述が最も正確です。

誤答の落とし穴 Trap-D 混同誘発: 「安全委員会」と「衛生委員会」の機能を混同します。

学習アドバイス: 労働安全衛生管理体制は企業ガバナンスの一部です。委員会の適切な運営が労働災害防止につながります。


第26問 労働時間管理・有給休暇

問題要旨: 労働時間管理と有給休暇の権利に関する記述の正誤を問う問題。

K5 制度・基準 T1 正誤判定 L2 Trap-E 計算ミス

正解: ウ

必要知識: 経営労務 — 労働時間と有給休暇の法制度

解法の思考プロセス: 労働基準法は厳密な労働時間管理と有給休暇権を定めています。ウの記述が最も正確です。

誤答の落とし穴 Trap-E 計算ミス: 日数計算が含まれる場合、計算ミスが落とし穴になります。

学習アドバイス: 有給休暇は労働者の権利です。企業による不当な制限は違法です。


第27問 労働災害補償

問題要旨: 労働災害補償に関する記述の正誤を問う問題。

K5 制度・基準 T1 正誤判定 L2 Trap-A 逆方向

正解: エ

必要知識: 経営労務 — 労災保険と企業責任

解法の思考プロセス: 労災補償は労働者保護の基本です。エの記述が最も正確です。

誤答の落とし穴 Trap-A 逆方向誘発: 「企業責任」と「労災保険の役割」が逆転した説明があります。

学習アドバイス: 労災補償制度は労働者の生活保護を目的としています。企業と労働者の権利義務を理解してください。


第28問 休暇・休業制度

問題要旨: 労働基準法における休暇・休業制度に関する記述の正誤を問う問題。

K5 制度・基準 T1 正誤判定 L2 Trap-B 条件見落とし

正解: ウ

必要知識: 経営労務 — 各種休暇・休業制度

解法の思考プロセス: 労働基準法は複数の休暇・休業制度を定めています。ウの記述が最も正確です。

誤答の落とし穴 Trap-B 条件すり替え: 「休暇」と「休業」の区別、および対象者の条件を見落とします。

学習アドバイス: 各種休暇・休業制度は労働者の権利保護と企業の義務を定めています。正確な理解が経営課題です。


分類タグの凡例

知識種類(K)

  • K1 定義・用語: 企業経営、戦略、組織、マーケティング用語の定義と意味
  • K2 分類・特徴: 企業形態、戦略類型、組織形態など複数概念の分類と特性
  • K5 制度・基準: 労働法、会社法などの法制度と基準

思考法(T)

  • T1 正誤判定: 提示された記述が正しいか誤っているか判定する
  • T2 分類判断: 複数の選択肢から適切なカテゴリーや分類を選ぶ
  • T3 計算実行: 数値計算や公式を適用して答を導く
  • T4 条件整理: 複数条件を整理し、最適な選択肢を判断する

形式層(L)

  • L1 基礎知識: 定義や基本概念のみで解答可能(教科書レベル)
  • L2 応用理解: 基礎知識に加え、複数概念の関連性を理解が必要
  • L3 計算応用: 数値計算を含む複数段階の推論が必要

罠パターン

  • Trap-A 逆方向: 因果関係や方向が逆転した誤った説明
  • Trap-B 条件見落とし: 適用条件や限定条件を見落とす誤り
  • Trap-C 部分正解: 部分的には正しいが完全ではない説明
  • Trap-D 類似混同: 類似した概念を混同する誤り
  • Trap-E 計算ミス: 数値計算の誤りや計算ロジックの誤り

年度総括

思考法の分布

平成28年度の33問全体に見られた思考法の傾向:

思考法出現数特徴
T1 正誤判定32設問(82%)正誤判定が最多。定義・用語・制度知識の正確な理解が最重要。特に労働法制度(問21-28)が高密度
T2 分類判断5設問(13%)マーケティング戦略、企業形態の分類判定
T3 計算実行0設問直接的な数値計算はなし
T4 条件整理2設問(5%)複数条件を組み合わせて判定する問題(AMA定義穴埋め、ブランド拡張穴埋め)
T5 穴埋め推論0設問複数条件から結論を推論する形式はなし

罠パターンの分布

年度全体における罠パターンの出現傾向:

罠パターン出現数主な領域対策
Trap-A 逆方向2問労働法制度、人材育成因果関係図で方向を確認
Trap-B 条件見落とし8問労働基準法、ブランド戦略、組織設計「最も重要な条件は何か」を反復確認
Trap-C 部分正解4問ブランド拡張、定義・用語全般選択肢の最後まで読み切る習慣
Trap-D 類似混同10問マーケティング用語、CSR/CSV定義表を作成して対比学習
Trap-E 計算ミス0問-数値計算は出題されない

Tier別学習優先度

平成28年度の出題傾向から、以下の段階的学習を推奨:

Tier 1(必須・確実に得点)

  • 企業経営基礎用語(ドメイン、ライセンシング、オープン・イノベーション)の定義と事例
  • 労働法制度(労働基準法、労働安全衛生法)の基本規定と適用範囲
  • マーケティング基礎(STP、4P、ブランド戦略)の正確な理解
  • 組織論(部門組織、ゼネラル・マネジャー制、官僚制)の分類と特性

Tier 2(応用理解・得点差が出る)

  • 労働法制度の複雑な適用条件(対象者、適用範囲、例外ケース)
  • 人材育成施策(RJP、360度評価、ダイバーシティ)と経営戦略の連関性
  • ブランド拡張戦略と親ブランドの関連性
  • CSR と CSV、および社会的価値と経済的価値の区別

Tier 3(発展・余力があれば)

  • グローバル戦略(進出段階、適応戦略)と現地化対応
  • 組織成長段階モデルの理解と各段階での経営課題
  • イノベーション戦略(内部開発、外部購入、協業)と事業展開

本番セルフチェック5項目

試験中・見直し時に確認すべき企業経営理論固有のチェックリスト:

  1. 選択肢の「最後の一文」まで読み切ったか(部分正解の罠)
    • 特にブランド拡張やCSR関連では、前半は正しいが結論が異なるという罠が多い
    • 例:「ブランド拡張は成長戦略である」は正しいが、「無秩序な拡張が推奨される」という結論は誤っている
  2. 類似用語(差別化戦略 vs コストリーダーシップなど)を対比で整理したか
    • CSR(企業の社会的責任)と CSV(共通価値創造)、社会的価値と経済的価値を混同しやすい
    • 各概念の「定義」「目的」「実現手段」を定義表で整理する
  3. 組織論の学者名と理論の対応が正確か確認したか
    • ウェーバーの官僚制、バーナードの協働システム論など、学者名と理論のセットが試験頻出
    • 組織設計の多面的な理解(部門分化、統合、ゼネラル・マネジャー制)が必要
  4. マーケティングの4P・STP・ブランド戦略を混同していないか
    • 4P(Product/Price/Place/Promotion)は実行施策のレベル
    • STP(Segmentation/Targeting/Positioning)は戦略構築のレベル
    • ブランド拡張は長期的な価値構築戦略のレベル
    • ドメイン定義と事業展開の関連性を理解
  5. 労働法制度は「基準法」「安全衛生法」「労働契約法」のどれが根拠か確認したか
    • H28年度では労働法制度が約21%(問21-28)を占め、最頻出領域
    • 各法律の適用範囲:基準法(最低労働条件)、安全衛生法(安全・健康保護)、労働契約法(契約関係)を明確に区別
    • 特に「休暇」「休業」「補償」「安全衛生」の根拠法を確実にする

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概要出題構成全問分類マップ思考法の分布戦略論第1問 ドメイン定義第2問 プロジェクト・ポートフォリオ・マネジメント第3問 ライセンシング・提携戦略第4問 オープン・イノベーション第5問 多角化戦略組織論第6問 コスト・リーダーシップ戦略第7問 チャレンジャー戦略第8問 バリュー・チェーン第9問 チャレンジャー戦略第10問 アウトソーシング・特許戦略組織デザイン・人事労務第11問 エレクトロニクス産業の経営戦略設問1設問2第12問 組織構造の設計第13問 部門間の相互依存関係第14問 官僚制の逆機能第15問 チーム型作業組織第16問 マトリックス組織と投資決定第17問 組織の成長段階第18問 危機管理第19問 現実的職務説明(RJP)第20問 360度評価マーケティング論第30問 マーケティング概念と現代的課題設問1設問2設問3第29問 マーケティング・リサーチ設問1設問2第31問 ブランド戦略設問1設問2設問3第32問 顧客が求める価値第33問 消費者の購買行動経営労務第21問 人材のダイバーシティ第22問 労働契約第23問 給与管理第24問 労働安全衛生法第25問 労働安全衛生管理体制第26問 労働時間管理・有給休暇第27問 労働災害補償第28問 休暇・休業制度分類タグの凡例知識種類(K)思考法(T)形式層(L)罠パターン年度総括思考法の分布罠パターンの分布Tier別学習優先度本番セルフチェック5項目関連ページ