2次試験の概要と解答プロセス
2次試験全体の見取り図
このページは 第22章のハブ です。試験制度、4事例の違い、共通の解答プロセス、時間配分の入口を整理し、詳細は 与件読み、設問解釈、論理的記述 の各ページへ進みます。
このページの役割
制度確認、4事例の違い、時間配分の入口をまとめて押さえるためのページです。細かな解法は関連ページへ進み、ここでは共通骨格だけを固定します。
学習のポイント
まず試験の枠組みを確認する
4事例の構成、各事例 80分・100点 の重さ、制度変更の有無を最初に確認します。
根拠から答案までの流れを揃える
事例が変わっても、設問要求 → 与件根拠 → 1次知識 → 答案 の順は崩さないようにします。
難問で止まらない前提を作る
与件読み、骨子作成、記述見直しの配分を先に決め、難問を切る判断も含めて固定します。
この章のページ構成
このページ
制度、解答プロセス、時間配分の全体像を整理します。
与件文の読み方
事実、強み、弱み、変化、制約条件の拾い方を整理します。
設問解釈と答案構成
設問動詞と条件を分解し、必要な要素を骨子へ落とし込みます。
論理的記述の技術
制約条件と因果を落とさず、短い字数で書き切る型を整理します。
第2次試験 設問索引
年度 / 問題番号 から設問型と戻り先を逆引きし、年度差を小問単位で見比べます。
公式情報として押さえる点
令和8年度から第2次試験の口述試験が廃止されます。2026-10-25に筆記試験、2027-01-13に合格発表の予定です。- 詳細な条件や注意事項は 受験ガイド で継続確認します。
- 筆記試験は
4事例 × 80分で実施されました。 - 事例Ⅰ〜Ⅳはいずれも
100点です。 - 令和7年度までは
筆記試験 + 口述試験の流れでした。
- 2次試験は知識の暗記量より、
設問要求を外さないことと与件根拠に忠実であることが重要です。 - 事例ごとに頻出論点は違っても、
根拠 → 解釈 → 解答の型は共通で使います。 - 1次試験の知識整理ページへ戻る導線を常に意識して読み進めます。
4事例の違いを1枚で見る
| 事例 | 何を主語に書くか | 与件から先に拾うもの | 答案で外せないこと | まず戻るページ |
|---|---|---|---|---|
| 事例Ⅰ | 人と組織 | 沿革、権限、部門間連携、人材、理念 | 戦略の話を 組織施策 と 人事施策 へ翻訳する | 事例Ⅰの設問型 |
| 事例Ⅱ | 顧客と価値提案 | 顧客属性、利用場面、強み、接点、データ | 誰に / 何を / どのように / 効果 を一貫させる | 事例Ⅱの設問型 |
| 事例Ⅲ | 工程とQCD | 工程順、滞留、標準化、納期、在庫 | 問題 → 原因 → 改善策 → 効果 を工程順でつなぐ | 事例Ⅲの設問型 |
| 事例Ⅳ | 指標とキャッシュ | 数値異常、計算条件、最終年度回収、制約 | 式選択 → 計算 → 根拠説明 を切り分ける | 事例Ⅳの設問型 |
解答順の考え方
設問要求を先に分解する
何を答える問題か、理由なのか効果なのか、誰に何をするのか を先に確定します。
与件根拠を拾い切る
使うべき事実と使ってはいけない一般論を分け、設問ごとに必要な根拠を整理します。
1次知識を当てて答案化する
与件にない知識を書き足すのではなく、与件事実を 1 次知識で説明できる形へ整えます。
制約条件と字数で仕上げる
制約条件を落とさず、事例ごとのバランスを見ながら難問で止まらない配分に調整します。
80分の時間配分テンプレート
| 区間 | 共通配分 | この時間にやること | 事例別の注意 |
|---|---|---|---|
0〜5分 | 設問確認 | 設問数、動詞、制約条件、配点感を確認する | 事例Ⅳは 計算 / 記述 の比重もここで切る |
5〜25分 | 与件読解 | 事実、強み、弱み、変化、制約を拾う | 事例Ⅱは顧客、事例Ⅲは工程順、事例Ⅰは権限と人材を先に拾う |
25〜40分 | 骨子作成 | 設問ごとに根拠と1次知識を対応させる | 事例Ⅳは 使う式 と 不要な式 をここで切る |
40〜75分 | 記述 / 計算 | 骨子どおりに答案化し、難問で止まりすぎない | 事例Ⅳは計算途中メモを残し、事例Ⅰ〜Ⅲは因果を短文で閉じる |
75〜80分 | 見直し | 制約条件、主語、助言先、符号、設問ズレを確認する | 事例Ⅳは最終年度回収、事例Ⅰ〜Ⅲは 効果 の書き漏れを確認する |
まず 1 本の時間配分を固定する
事例ごとに細かな補正はあっても、設問確認 → 与件読解 → 骨子 → 記述 / 計算 → 見直し の 1 本を崩さない方が、難問で止まる時間を減らせます。
設問文の言葉から次に進むページ
| 設問文で目立つ言葉 | 最初に見るページ | 理由 |
|---|---|---|
組織体制、権限移譲、人材育成、承継 | 事例Ⅰの設問型 | 人と組織のレイヤーで読む設問だから |
ターゲット、販促、既存顧客、価値提案 | 事例Ⅱの設問型 | 顧客、価値、接点の軸で整理する設問だから |
工程、納期、標準化、在庫、品質 | 事例Ⅲの設問型 | 工程順と QCD の因果で読む設問だから |
指標、CF、NPV、CVP | 事例Ⅳの設問型 | 使う式と判断軸を早く切る必要があるから |
与件のどこを見るか、設問要求が読めない | 与件文の読み方 / 設問解釈と答案構成 | 事例別に入る前の共通処理が詰まっているから |
事例別に見るときの入口
事例Ⅰ 組織・人事
- 繰り返し出る型: 組織再編、人材育成、評価制度、事業承継
- 近年の比重: 権限移譲、組織変革の狙い、プロジェクト型運営
事例Ⅱ マーケティング・流通
- 繰り返し出る型: ターゲット設定、販促、既存顧客深耕、チャネル
- 近年の比重: SWOT、SNS / EC、来店以外の接点設計、関係強化
事例Ⅲ 生産・技術
- 繰り返し出る型: 生産計画、在庫、段取り、標準化、品質
- 近年の比重: QCD改善、IT活用、見える化、工程間連携
事例Ⅳ 財務・会計
- 繰り返し出る型: 経営分析、CVP、CF、NPV、意思決定会計
- 近年の比重: 記述理由の精度と時間配分
参照した公式情報
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