事例Ⅰの答案骨子
組織・人事の助言を短く因果で書くための骨子
このページの役割
事例Ⅰでは、誰に / 何を / どう変え / 何が良くなるか を短く因果で通すことが中心です。設問型を見分けたら、施策だけで終わらず 効果 まで残る一文に落とします。
このページの役割
事例Ⅰの設問型 で設問の型を見分けたあとに、誰に何をどう変え、何が良くなるか を短文へ落とすページです。
解答を作る順
現状分析か助言かを切る
まず設問が 現状分析 か 助言 かを決め、書くべき文の型を固定します。
レイヤーを決める
戦略、組織構造、人事施策、組織文化 のどのレイヤーかを決めます。
課題と強みを 1 つずつ拾う
与件から 課題 と 使える強み を 1 つずつ拾い、一般論を防ぎます。
施策と効果を一文でつなぐ
施策 と 効果 を一文でつなぎ、短くても因果が見える形で残します。
レイヤー別の答案骨子
| 設問型 | 骨子の型 | 外せない効果 |
|---|---|---|
| 現状分析型 | 強みは〜であり、弱みは〜である | 強みと弱みを同じ視点で並べる |
| 組織再編型 | 〜に対応するため、〜部門 / 役割を明確化し、〜を速める | 意思決定の迅速化、部門連携の改善 |
| 人材育成型 | 〜を進めるため、OJT / 研修 / 標準化で〜を育成し、〜を安定化する | 技能承継、属人化解消、品質安定 |
| 権限委譲型 | 〜を進めるため、権限委譲と目標管理を行い、現場判断を速める | 現場対応力、後継者育成、部門自律 |
| 活性化・理念浸透型 | 〜を実現するため、理念共有と部門横断の場を設け、協力行動を促す | 一体感、提案行動、情報共有 |
そのまま使いやすい短文の型
施策から効果へ
〜するため、〜を行い、〜を実現する
課題から整備へ
〜という課題があるため、〜を整備し、〜を高める
強みから接続する
〜という強みを生かし、〜を進めることで、〜につなげる
典型例題
| 例題の型 | 骨子の置き方 | 短文の型 |
|---|---|---|
多角化に対応する組織体制 | 新事業対応の役割明確化と連携 | 多角化に対応するため、新事業担当を明確化し、営業と製造の連携を強め、意思決定を迅速化する |
技能承継を進める人材育成策 | ベテラン依存、標準化、育成 | 技能承継を進めるため、作業標準化と OJT 研修を行い、若手を育成して属人化を解消する |
後継者育成と権限委譲 | 権限委譲、目標管理、経営参加 | 後継者育成のため、権限委譲と目標管理を進め、現場判断力と経営参画意識を高める |
理念浸透と組織活性化 | 理念共有、対話の場、提案 | 理念浸透のため、部門横断会議と提案制度を設け、一体感と改善行動を高める |
悪文例と改善例
| 想定しやすい設問 | 悪文例 | どこが弱いか | 改善例 |
|---|---|---|---|
| 新規事業の組織体制 | 新規顧客を増やすためSNSを強化する。 | 事例Ⅱの施策へ流れ、組織設計がない | 新規事業専任の責任者と横断チームを置き、営業と製造の連携を速めて顧客対応力を高める。 |
| 理念浸透 | 理念を共有して一体感を高める。 | 抽象語だけで、浸透の手段がない | 部門横断会議と評価項目に理念行動を組み込み、一体感と提案行動を高める。 |
| 承継と権限委譲 | 後継者に任せて若返りを進める。 | 誰に何を委譲し、どう育てるかがない | 後継候補へ事業別の権限を段階的に委譲し、中核人材を補佐役に置いて現場判断力を高める。 |
| 外部連携強化 | 取引先と協力して売上を伸ばす。 | 関係強化の仕組みがなく、効果が広すぎる | 共同案件ごとの責任窓口を明確化し、情報共有会議で連携を深めて継続受注を安定化する。 |
誤答例と直し方
| 誤答例 | どこが弱いか | 直し方 |
|---|---|---|
人材育成を強化する | 誰をどう育てるかがない | 若手中核人材に OJT と研修を行い と対象と手段を入れる |
組織を見直し売上を増やす | 組織施策と効果の間が飛んでいる | 役割明確化で連携を改善し、顧客対応力を高める と因果をつなぐ |
理念を共有する | 行動が見えない | 会議、評価制度、提案制度 などの場や制度を足す |
部門を新設する | 新設の狙いがない | 何の意思決定を速めるのか を入れる |
年度別小問例
| 年度 | 小問の置き方 | 短文で外せないこと |
|---|---|---|
R3 | 事業ドメイン拡大と外部連携 | 新規事業 と 連携を支える体制 を 1 本で通す |
R4 | 事業承継と第二創業 | 承継後の戦略 と 後継者育成 を切らない |
R5 | 経営資源集中と従業員の自主性 | 集中 と 現場自律 を同じ文でつなぐ |
R6 | 組織体制整備と人材確保 | 体制整備 と 採用 / 育成 を因果でつなぐ |
R7 | 理念再定義と組織改革 | 理念、場、行動変化 を短文で残す |
年度差の見方
| 時期 | 書き方で重くなる点 | 注意すること |
|---|---|---|
R3〜R5 | 承継、多角化、人材育成をまとめる因果 | 戦略変更 と 人事施策 を切り離さない |
R6〜R7 | 活性化、理念浸透、権限委譲の短文処理 | 抽象語だけで終わらず、場や制度を入れる |
失点を避ける確認
誰が動くのかが書けているか人と組織の話になっているか- 与件に出た強みや制約条件を 1 つ以上使っているか
施策だけで終わらず効果まで書いているか
関連ページ
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