掲載内容は正確性・最新性の確保に努めていますが、一次情報をご確認ください。
shindanshi中小企業診断士 wiki

事例Ⅳ NPV と投資意思決定

割引率、残存価値、期待値、撤退価値の扱い方を整理する

事例Ⅳの NPV は、どの CF を入れるかどの順で判断するか を先に切る問題です。差額 CF、割引率、残存価値、期待値、撤退価値を同じ順で並べ、末端判断から戻る型を固定します。

このページの使い方

初期投資と各年の 差額 CF を並べ、埋没費用を入れないようにします。最終年度の 残存価値運転資本回収撤退価値 を確認したうえで、デシジョンツリーは末端の判断から戻ります。

このページの役割

このページは、事例Ⅳ 財務・会計 の中でも NPV と投資意思決定 に絞って処理順を固定する個別ページです。入口は 事例Ⅳの設問型、答案に残す順は 事例Ⅳの答案骨子 と合わせて使います。

先に固定すること

差額 CF を並べる

各年の 差額 CF を並べてから割り引き、埋没費用や無関係な CF を混ぜないようにします。

最終年度を先に確認する

最終年度の 残存価値運転資本回収撤退価値 を先に確認し、税引後処理を忘れないようにします。

末端判断から戻る

デシジョンツリーは 末端 NPV を先に確定し、期待値を掛ける前に実行可否を切ります。

NPV 型の処理順

手順何をするか外せない確認
1初期投資と毎年の差額 CF を並べる埋没費用を入れない
2割引率で現在価値へ直す年次と割引率の対応を崩さない
3残存価値、運転資本回収、撤退価値を入れる税引後処理を忘れない
4比較、期待値計算、採択判断を行う期待値は末端判断のあとで畳む

よく出る論点

論点先に見ること失点しやすい点
NPV各年 CF と割引率最終年度の回収を落とす
PI / IRR比較目的か補助指標かNPV と優先順位を混同する
デシジョンツリー枝ごとの実行 / 見送り判断期待値を先に掛ける
企業価値FCF、継続価値、WACC継続価値の位置を間違える

典型例題

例題の型処理順最後の確認
初期投資 1,000、毎年 400、最終年度残存価値 200 の NPV各年CFを並べて割り引く最終年度に残存価値を足す
高需要 / 低需要 のデシジョンツリー末端NPV → 枝ごとの実行判断 → 期待値期待値を先に掛けない
FCF と継続価値 の企業価値評価明示期間の FCF と最終年度の継続価値を足す継続価値の割引位置

誤答例と直し方

誤答例どこが弱いか直し方
残存価値 200 をそのまま足す現在価値に直していない最終年度の金額も同じ割引率で戻す
高需要 60%、低需要 40% を先に掛けるその枝で投資するかの判断が抜ける末端ごとに 実行 / 見送り を確定してから畳む
IRR が高い案を採択する比較基準を誤っている相互排他的なら NPV を優先する

年度差の見方

時期出やすい型見るべきこと
R3〜R5基本NPV、企業価値評価割引と最終年度処理を安定させる
R6〜R7デシジョンツリー、応用投資判断末端判断、部分点、時間配分を意識する

よくある失点

  • 現在価値将来価値 の時間軸を混ぜる
  • 残存価値を税引前のまま使う
  • 割引率が違う案を同じ条件で比較する
  • IRRPINPV より優先してしまう

次に読むページ

このページは役に立ちましたか?

評価とひとことを残してもらえると、内容と導線の改善に使えます。

Last updated on

On this page