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決算整理仕訳

経過勘定、減価償却、引当金を決算整理の型で整理する

このページの役割

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このページは、決算整理仕訳 を独立に整理する解説ページです。日常仕訳と決算整理を分け、時間のズレ見積り をどう直すかに絞って扱います。

決算整理仕訳は、簿記の試験でも実務でも「なぜそこへ計上するのか」が問われる論点です。このページでは、その背景となる考え方(発生主義・実現主義・費用収益対応の原則)から、具体的な仕訳と計算手順、よくある誤解まで、段階的に学べるようにしています。

なぜ決算整理が必要か ── 発生主義の原則

企業の経営成績を正しく測るためには「いつ収益・費用を認識するか」が極めて重要です。

想像してください。3月決算の会社が、2月に1年分の火災保険料12万円を払いました。帳簿上は「2月に保険料12万円の支出」として記録されます。しかし、実際には保険のサービスは2月から翌年1月まで受け続けるはずです。3月末の決算日時点で、この会社が受けた保険サービスは「2月と3月の2ヶ月分だけ」。残り10ヶ月分は来期のためのものです。

もし12万円全部を2月末の損益計算書に計上したら、3月期の利益は本来より12万円も少なく見えてしまいます。これは経営成績を正しく伝えていません。

発生主義の原則 とは、現金の受払いではなく「その期間に実際に発生した収益・費用」を計上することです。3月期には「3月末までに受けたサービス」だけを費用として認識する。そのために、決算日に帳簿を修正する必要があります。これが決算整理仕訳です。

決算整理仕訳には大きく4つの型があります。


決算整理の4つの型と見方

何を直すか判断の軸具体例
経過勘定期間対応のズレ「当期に使ったか / 稼いだか?」前払保険料、未払給与
減価償却固定資産の価値配分「資産の価値をいつ費用化するか?」建物、機械装置の償却
引当金将来発生見込みの費用「見積り額を当期に振り当てるか?」貸倒引当金、賞与引当金
棚卸整理商品の数量・評価確認「期末在庫をいくらで計上するか?」棚卸減耗損、商品評価損

経過勘定項目 ── 時間のズレを直す

4つの勘定の関係図

経過勘定には「前払費用」「未払費用」「前受収益」「未収収益」の4つがあります。これらは「お金が動いたか」と「当期に該当するサービスを受けたか」の組み合わせで決まります。

経過勘定お金の流れ時間軸B/S分類性質
前払費用支払済みだが、次期以降にサービス受取資産将来の権利
未払費用未支払だが、当期にサービス受取済み負債将来の義務
前受収益受取済みだが、次期以降にサービス提供負債将来の義務
未収収益未受取だが、当期にサービス提供済み資産将来の権利

覚え方:「前」と「未」の意味

「前払・前受」の「前」は「前もって」という意味。お金が先に動いています。「未払・未収」の「未」は「まだ」という意味。お金がまだ動いていません。

また、「前払・未収」は資産。なぜなら「将来、利益につながる権利がある」から。「前受・未払」は負債。なぜなら「将来、支出しなければならない義務がある」から。

具体例1:前払費用 ── 支払済みで次期サービス

状況:12月決算の会社。10月1日に1年分の保険料12万円を支払った。

決算日の12月31日時点で、保険のサービスは何ヶ月分受け取ったでしょうか。10月から12月の3ヶ月。その費用は12万×(3/12)=3万円です。

残る9ヶ月分(1月~9月)は次期以降のサービス。12万×(9/12)=9万円。これは来期の費用なので、当期は計上してはいけません。その代わり、B/Sの「資産」として「前払保険料9万円」と計上します。

決算整理仕訳

(借)前払保険料  90,000 /(貸)保険料  90,000

P/L への影響:保険料(費用)は3万円だけ計上される。9万円は来期へ繰り越される。 B/S への影響:「前払保険料」として9万円が流動資産に計上される。

具体例2:未払費用 ── 未支払で当期サービス

状況:12月決算。12月に従業員の給与が12月26日に支給されることが決まっていたが、決算日(12月31日)までにはまだ支払われていない。給与は50万円。

給与は「働いた時点」で費用として認識されます。12月には確かに従業員が働きました。だから、決算日の12月31日時点で、給与50万円は当期の費用として認識すべきです。お金がまだ支払われていなくても関係ありません。

この場合、B/Sの「負債」に「未払給与」と計上します。

決算整理仕訳

(借)給与  500,000 /(貸)未払給与  500,000

P/L への影響:給与(費用)として当期に500,000円計上される。 B/S への影響:「未払給与」として流動負債に500,000円計上される。翌期に支払われるとき初めて現金が出ていく。

具体例3:前受収益 ── 受け取り済みで次期サービス

状況:3月決算。11月1日に1年分の家賃24万円を受け取った。当社は大家です。

家賃は「住人が実際に建物を使用した時点」で収益として認識します。11月から3月までは5ヶ月。その収益は24万×(5/12)=10万円です。

4月~10月の7ヶ月分(24万×7/12=14万円)は次期の収益です。当期は計上してはいけません。その代わり、B/Sの「負債」として「前受家賃14万円」と計上します。これは「住人に家を貸して使わせる義務」だと考えるからです。

決算整理仕訳

(借)受取家賃  140,000 /(貸)前受家賃  140,000

P/L への影響:家賃(収益)は10万円だけ計上される。14万円は来期へ繰り越される。 B/S への影響:「前受家賃」として流動負債に140,000円計上される。

具体例4:未収収益 ── 未受け取りで当期サービス

状況:12月決算。定期的に利息を受け取る社債を保有している。利息は次年1月15日に受け取る予定だが、利息の計算対象期間は当年10月1日~12月31日の3ヶ月。1年分の利息は12万円。

利息は「融資している期間」について生じる収益です。10月から12月の3ヶ月間、融資していた。だから12万×(3/12)=3万円は当期の収益です。お金がまだ受け取られていなくても関係ありません。

その代わり、B/Sの「資産」に「未収利息」と計上します。これは「将来受け取る権利」だと考えるからです。

決算整理仕訳

(借)未収利息  30,000 /(貸)受取利息  30,000

P/L への影響:利息(収益)として当期に30,000円計上される。 B/S への影響:「未収利息」として流動資産に30,000円計上される。翌年1月に現金を受け取るとき初めて実現する。


減価償却 ── 固定資産の価値を期間に配分

減価償却の考え方

建物や機械は、購入した時点で一度にすべてが無駄になるわけではありません。何年も使って、少しずつ価値が減っていきます。この価値の減少を「費用」として、使用期間にわたって配分するのが減価償却です。

発生主義の観点からすると「資産を使用することで費用が発生している」と考えます。機械が1年使われたら、その1年分の費用を計上する必要があります。

定額法 ── 毎年同じ額

最も一般的な方法。取得原価を耐用年数で割った額を毎年計上します。

公式

減価償却費 = 取得原価 ÷ 耐用年数

:取得原価600万円、耐用年数5年の機械の場合

減価償却費 = 600万 ÷ 5 = 120万円/年

毎年120万円を「減価償却費」(P/Lの費用)として計上します。B/Sには「減価償却累計額」という控除項目で、累積の償却額を記録していきます。

決算整理仕訳(間接法):

(借)減価償却費  1,200,000 /(貸)減価償却累計額  1,200,000

200%定率法 ── 初年度が多く、毎年減少

定額法よりも早期に償却する方法。未償却残高(帳簿価額)に一定の償却率を乗じて計算します。初年度の償却額が最も大きく、毎年減っていくのが特徴です。

公式

定率法の償却率 = 定額法の償却率 × 200%

:耐用年数5年の場合

定額法の償却率 = 1 ÷ 5 = 0.20(20%)
定率法の償却率 = 0.20 × 2 = 0.40(40%)

取得原価600万円の機械の場合

  • 1年目:600万 × 0.40 = 240万円
  • 2年目:(600万 - 240万) × 0.40 = 144万円
  • 3年目:(600万 - 240万 - 144万) × 0.40 = 86.4万円

このように、毎年の償却額が減っていきます。ただし、償却額が「償却保証額」という最小水準を下回ったら、改定償却率に切り替えて、最後まで一定ペースで償却します。

生産高比例法 ── 実際の使用量で償却

機械が実際にどのくらい稼働したか、あるいは何単位生産したかに応じて償却する方法。たとえば、鉱山の採掘機械なら「採掘した鉱石の量」に応じて償却します。

公式

減価償却費 = (取得原価 - 残存価額) × 当期生産量 ÷ 総生産可能量

使った分だけ費用になる、という最も「発生主義的」な方法です。

期中取得時の月割計算

固定資産を「決算日の直前に取得した」場合はどうしましょうか。購入日から決算日までの「実際に使った期間」だけ償却するのが正しいやり方です。

:取得原価600万円、耐用年数5年、定額法。4月1日取得、決算日3月31日の会社の場合

  • 年間償却費 = 600万 ÷ 5 = 120万円
  • 4月~3月(12ヶ月)使用 → 120万円

決算日から逆算する場合もあります。たとえば「9月15日取得」なら「9月15日から3月31日までの約6.5ヶ月」だけ按分計算します。


引当金 ── 将来見込みの費用を当期に配分

引当金の本質

引当金は「将来、高い確率で発生すると見込まれる費用・損失」を、当期に見積計上する仕組みです。発生主義に基づいて「その原因が当期に存在する場合」に、当期の利益から引き当てておきます。

たとえば、売掛金がある企業では「ある確率で売掛金が回収不能になる」ことが分かっています。その見込まれる損失を「当期に費用として計上しておく」のが貸倒引当金です。

貸倒引当金 ── 差額補充法の計算

売掛金や受取手形などの「売上債権」が回収できなくなるリスクに備えて設定します。

差額補充法 は「期末の売上債権残高に設定率をかけて、必要な引当金額を計算し、現在の残高との差額を繰り入れる」方法です。最も一般的です。

計算手順

ステップ1:必要な引当金額 = 期末売上債権残高 × 設定率
ステップ2:繰入額 = 必要額 - 現在の引当金残高
ステップ3:仕訳を計上

具体例

  • 期末売掛金:1,000万円
  • 期末受取手形:200万円
  • 合計:1,200万円
  • 設定率:3%(過去の回収不能比率に基づく)
  • 前期末の貸倒引当金残高:20万円
必要額 = (1,000万 + 200万) × 3% = 36万円
繰入額 = 36万 - 20万 = 16万円

(借)貸倒引当金繰入  160,000 /(貸)貸倒引当金  160,000

P/L への影響:繰入額(16万円)が販管費として計上される。 B/S への影響:売掛金から貸倒引当金を控除して表示される。帳簿価額が実質的な価値に近づく。

貸倒懸念債権と一般債権の区別

売上債権の中には「普通の売掛金」と「ヤバそうな売掛金」があります。

一般債権:通常通り回収が見込まれる売掛金。設定率は低め(1~3%程度)。

貸倒懸念債権:支払い遅延が常態化したり、貸し手企業の経営状態が悪化しているなど「回収が危ぶまれる」売掛金。設定率はぐんと高い(30~100%)。

試験では「一般債権と貸倒懸念債権で異なる設定率を適用せよ」という指示が来ることがあります。注意深く問題を読む必要があります。

賞与引当金

翌期に支給する賞与のうち「当期に帰属する部分」を見積計上します。従業員が12月に働いて、賞与が翌年1月に支払われるケースを想像してください。12月の仕事が来期の支出につながっているので「賞与負債」として当期に認識します。

計算例

  • 賞与支給総額:500万円(翌年3月支給予定)
  • 当期(12月)の帰属分として見積計上:60万円
(借)賞与引当金繰入  600,000 /(貸)賞与引当金  600,000

P/L への影響:繰入額(60万円)が販管費として計上される。 B/S への影響:賞与引当金として流動負債に計上される。


棚卸資産の評価 ── 数量と価格の確定

棚卸減耗損と商品評価損の違い

決算日に「帳簿に記録されている在庫数量」と「倉庫で数えた実際の数量」がズレていることがあります。盗難、破損、焼失などによって、帳簿にはあるはずなのに実物がない。この差異が「棚卸減耗損」です。

一方、実物はあるのに「値段が下がった」という場合があります。市場価格が急落して仕入原価より正味売却価額が低くなった。これが「商品評価損」です。

区分原因計算
棚卸減耗損数量の差異(紛失・破損)@原価 × 差異数量
商品評価損価格の低下(時価が原価より低い)(@原価 - @正味売却価額) × 数量

具体例:両者の計算

前提条件

  • 商品:@原価100円
  • 帳簿棚卸数量:500個
  • 実地棚卸数量:450個(50個紛失)
  • @正味売却価額:80円(原価が80円に下がった)

計算

棚卸減耗損 = 100円 × (500個 - 450個) = 5,000円
商品評価損 = (100円 - 80円) × 450個 = 9,000円
期末商品(B/S) = 80円 × 450個 = 36,000円

決算整理仕訳

(借)棚卸減耗損      5,000 /(貸)繰越商品  5,000
(借)商品評価損      9,000 /(貸)繰越商品  9,000

これらの損失は、最終的に「売上原価」に算入されます。

棚卸資産の評価方法 ── FIFO と移動平均

「同じ商品が何度も仕入・販売される場合、どの商品を売ったと考えるか」という問題が生じます。

先入先出法(FIFO):先に仕入れたものから先に売ったと考える。物価上昇期には売上原価が低くなり、利益が大きく見える傾向。

移動平均法:仕入の都度、平均単価を再計算する。FIFO と総平均法の中間的な結果。

総平均法:期間全体の加重平均単価で一括計算する。物価変動を平均化した結果。

試験では「どの方法を採用したか」を明示されることがほとんどです。計算を確実に行えるようにしましょう。


収益認識基準 ── 売上をいつ計上するか

検収基準 vs 出荷基準

決算日をまたぐ取引では「いつ売上を認識するか」によって、期末の売掛金や貸倒引当金が変わります。

検収基準:顧客が商品を受け入れた(検収した)時点で売上を認識。実際に価値を受け取ったことが確実な時点での認識なので、より厳密です。

出荷基準:当社が商品を出荷した時点で売上を認識。実務的・迅速で、多くの企業が採用しています。

決算日をまたぐケース

状況:12月決算。12月28日に商品を出荷した。実際の検収は翌年1月10日。商品は無傷で到着する予定。

出荷基準を採用している場合

  • 12月期に売上計上 → 売掛金として計上
  • 検収の結果は関係ない(出荷した時点が売上日)

検収基準を採用している場合

  • 12月期には売上未計上 → 12月31日時点の売掛金には含めない
  • 1月10日の検収完了時に初めて売上と売掛金を計上する

貸倒引当金への波及効果

売掛金の金額が変わると、貸倒引当金の計算に直結します。

:決算日末現在で出荷済み・未検収の商品500万円がある場合

検収基準を採用

売掛金対象残高 = 全売掛金 - 未検収商品分500万円
→ 貸倒引当金 = (全売掛金 - 500万) × 3%

出荷基準を採用

売掛金対象残高 = 全売掛金(未検収商品も含む)
→ 貸倒引当金 = 全売掛金 × 3%

検収基準では売掛金が少なくなり、その結果、貸倒引当金の繰入額も減少します。


有価証券の期末評価 ── 4分類と評価方法

有価証券は「何を目的に保有しているか」によって、期末時点での評価方法が異なります。

分類保有目的期末評価評価差額の処理
売買目的短期的な売買差益時価P/L(当期損益)
満期保有目的債券満期まで保有償却原価法毎期償却
子会社・関連会社株式支配・影響力行使取得原価評価替え不要
その他有価証券上記以外時価純資産の部(B/S)

重要な違い:売買目的の有価証券の評価差額は P/L に計上されて当期利益に影響します。しかし、その他有価証券の評価差額は B/S の純資産の部に直接計上され、当期利益には含まれません。


貸借対照表の表示ルール ── 資産の控除項目

決算整理後、B/S にどう表示するかも重要です。

資産の控除項目

減価償却累計額は、固定資産の直下に「控除項目」として表示します。帳簿価額は「取得原価 - 減価償却累計額」です。

貸倒引当金も、売掛金・受取手形などの直下に「控除項目」として表示します。売掛金の実質的な価値は「売掛金残高 - 貸倒引当金」です。

これらの控除項目があることで、B/S の読み手は「この資産は本当はいくら価値があるのか」をより正確に把握できます。


典型的なつまずきと対策

誤り1:経過勘定を名前で丸暗記

「前払費用は資産」と機械的に覚えるだけでは、応用問題に対応できません。常に「当期に使った / 当期に稼いだ?」という基準で判断してください。そうすれば、新しい経過勘定項目が出題されても解けます。

誤り2:減価償却費と減価償却累計額の混同

  • 減価償却費 = P/L の費用科目(毎年新たに計上)
  • 減価償却累計額 = B/S の資産の控除項目(積み重ねた累計)

仕訳では「減価償却費(借方)」と「減価償却累計額(貸方)」が対になります。この2つは絶対に混同してはいけません。

誤り3:引当金を費用と同一視

引当金の繰入額は P/L に計上されますが「引当金そのもの」は B/S に計上されます。貸倒引当金なら「売掛金の控除項目」または単独の「負債」です。繰り入れた額が費用になり、期末残高が B/S に残ります。

誤り4:棚卸減耗損と商品評価損を区別できない

「減耗」は数量の問題。「評価」は価格の問題。この区別を忘れると、どちらの公式を使ったらいいか分からなくなります。

誤り5:経過勘定の月割計算で決算月を含める・含めない判定を誤る

「10月1日から1年分」なら「10月を含む」。この原則は揺らぎません。「10月1日から翌年9月30日」までの12ヶ月です。決算日が「3月31日」なら「10月から3月」=6ヶ月です。


確認問題

問1:経過勘定の仕訳と B/S 分類

3月決算の会社。当期の公認会計士に対する顧問料のうち、3月分の50万円が未払いのまま決算日を迎えた。決算整理仕訳を示し、B/S 上の分類を答えよ。

解答:当期に提供された継続的なサービスに対する対価であり、当期の費用として計上すべき。仕訳:(借)支払報酬 500,000 /(貸)未払費用 500,000。B/S上の分類は「流動負債」。

問2:棚卸減耗損と商品評価損の計算

@原価150円、帳簿棚卸数量200個、実地棚卸数量180個、@正味売却価額140円の商品がある。棚卸減耗損、商品評価損、期末商品 B/S 計上額を求めよ。

解答

  • 棚卸減耗損 = 150 × (200 - 180) = 3,000円
  • 商品評価損 = (150 - 140) × 180 = 1,800円
  • 期末商品 = 140 × 180 = 25,200円

問3:貸倒引当金(差額補充法)

期末売掛金1,200万円、受取手形300万円。一般債権の設定率 2%、貸倒懸念債権(売掛金 200万円を含む)の設定率 50%。前期末の貸倒引当金残高 30万円。繰入額を求めよ。

解答

  • 一般債権対象 = (1,200 - 200) + 300 = 1,300万。繰入必要額 = 1,300 × 2% = 26万。
  • 貸倒懸念債権対象 = 200万。繰入必要額 = 200 × 50% = 100万。
  • 合計必要額 = 26 + 100 = 126万。
  • 繰入額 = 126 - 30 = 96万円。

問題を解くときの観点

  1. この処理は何を直しているのか:時間対応(経過勘定)か、見積り(引当金・減価償却)か。
  2. 期末に直すのは何か:P/L(費用・収益)か、B/S(資産・負債)か。
  3. 発生主義の視点を忘れていないか:「お金が動いたタイミング」ではなく「経済的実質が発生したタイミング」を軸に考える。

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