財務・会計
簿記・分析・投資
財務・会計は、会計の読み書き と 計算処理 の両方が問われる科目です。簿記、財務諸表、原価計算、経営分析、CVP(損益分岐点分析)、NPV(正味現在価値)など、手を動かして解く領域が多いため、論点ごとの型を早めに固定します。
この科目の位置づけ
簿記、財務諸表、原価計算、経営分析、CVP、NPV など、手を動かして解く領域が多い科目です。計算手順だけでなく、数値の意味と使いどころまで同時に整理します。
初めて読むならこの順
簿記は、日々の取引を記録する分野です。まず仕訳と決算整理を押さえます。企業会計は、記録した結果をB/S、P/L、CFで読む分野です。次に財務諸表の役割を整理します。原価計算と経営分析は、製品原価や企業の状態を判断する分野です。数値の意味を言葉で説明できる状態を作ります。利益と資金の管理とファイナンスは、利益と現金の違い、投資と資金調達までつなぐ分野です。- 迷ったら、
簿記の基礎→企業会計の基礎→原価計算→経営分析→利益と資金の管理→ファイナンスの順で読みます。
学習のポイント
簿記と企業会計から入る
仕訳、決算整理、財務諸表のつながりを先に押さえ、数値の意味を読める状態を作ります。
原価計算と経営分析で比較軸を作る
計算手順だけでなく、何を測る指標か、どの判断に使うか を同時に整理します。
事例Ⅳへつなげる
利益と資金の管理、ファイナンスは、1次試験の得点源であるだけでなく、事例Ⅳの土台になります。
この科目で問われること
基本処理を正しくできるか
仕訳、財務諸表、原価計算の計算手順を正確に処理できるかが問われます。
数値から状態を説明できるか
経営分析や CVP(損益分岐点分析)では、式を当てるだけでなく、企業の状態を言葉で説明する力が必要です。
投資判断を意味まで理解しているか
NPV(正味現在価値)や資本コストは、式の暗記ではなく、投資判断や企業価値評価の文脈で理解します。
まず読むページ
簿記の基礎
第3章。仕訳、勘定科目、決算整理など、会計処理の土台になる手順を整理します。
企業会計の基礎
第4章。B/S、P/L、CF の読み方と、主要な会計論点の位置関係を整理します。
原価計算
第5章。個別原価計算、総合原価計算、標準原価計算を、手順と誤答の分岐で整理します。
経営分析
第6章。収益性、安全性、効率性、成長性、生産性を、指標の意味と選び方で整理します。
利益と資金の管理
第7章。利益計画、予算管理、キャッシュ・フロー管理を、利益と現金の違いから整理します。
ファイナンス
第8章。資金調達、投資判断、証券投資論、企業価値評価、デリバティブを後半論点まで整理します。
学習の優先順位
最優先
- 仕訳、決算整理、財務諸表
- 原価計算、経営分析、
CVP(損益分岐点分析) NPV(正味現在価値)の基本形
次に固める
- キャッシュ・フロー、
FCF(フリー・キャッシュフロー) WACC(加重平均資本コスト)、CAPM(資本資産評価モデル)- 企業価値評価
後半で伸ばす
- 収益性指数法、効率的市場仮説
- マルチプル法、MM理論と配当政策
- デリバティブ、ポートフォリオ理論
深掘りページ
基礎と後半論点を切り出して確認する
横断付録
年度別に見るときの軸
簿記の基礎
- 繰り返し出る型: 仕訳、勘定科目、決算整理、商品売買
- 近年の比重: 決算整理と財務諸表のつながり、複数処理の取り違え防止
企業会計の基礎
- 繰り返し出る型: B/S、P/L、利益概念、会計原則
- 近年の比重: 財務諸表の比較、利益概念と資金概念の切り分け
原価計算
- 繰り返し出る型: 個別原価計算、総合原価計算、標準原価計算
- 近年の比重: 差異分析、勘定連絡、手順を問う計算問題
経営分析
- 繰り返し出る型: 収益性、安全性、効率性、CVP
- 近年の比重: 指標の選択理由、事例Ⅳの記述との接続
利益と資金の管理
- 繰り返し出る型: キャッシュ・フロー、利益計画、運転資本
- 近年の比重: 間接法、FCF、利益と現金のずれの説明
ファイナンス
- 繰り返し出る型: NPV、IRR、資本コスト、証券投資論
- 近年の比重: WACC、企業価値評価、時間配分を意識した応用
典型的なつまずき
計算だけで終わらせない
- 仕訳はできても、
なぜその勘定科目になるかを説明できない - 指標の式は覚えていても、
高いと何を意味するかが曖昧なままになる - 原価計算の手順を、個別原価計算と総合原価計算で取り違える
- キャッシュ・フロー計算書で、利益と現金の違いが腹落ちしていない
- NPV や WACC を単独の式として覚えていて、つながりを見失う
関連ページ
- 過去問マッピング(財務・会計) — 令和2〜6年度の全問を wiki ノードに対応づけ
年度軸の参照先
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